【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。１【出会い編】

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そして、その情報を頼りに京子のお兄さんの元まで来たのだ。



情報によると体を休めるという修業中らしい。

他の奴らは頑張ってるから京子のお兄さんの所に来たってわけ。



これなら邪魔にもならないだろうしね。





「…おお、葉月！いい所に来たな！」



『こんにちは了平先輩』



「丁度暇していた所なんだ！」



『暇？修業中って聞いてたんですけど』



「ああ、そうなんだが…体を動かしてはいけないと師匠に言われてな。だから話し相手を探していたんだ」



『…それが僕ってわけですか』





戦闘術を教えるんじゃなくて体を休めるなんて変わった修業だな。

でも、了平先輩の場合その方がいいのかもしれない。



彼の師匠とは一体どんな奴なんだ？

よっぽどの人じゃないとそんな修業の仕方はしないはず。





『その師匠の名前は？』



「コロネロ師匠だ！！」



『！コロネロ…！？』





コロネロと聞いて思いつくのは一人しかいない。



青いおしゃぶりを持つアルコバレーノ。

元軍人というかなり高い戦闘力を秘めている。



やっぱりアルコバレーノに修業を頼んでいたか…。





「そこにいるのは誰だ、コラ！」



『…』



「おお、コロネロ師匠！こいつはオレの後輩の葉月Aだ！」



『(このバカ…余計なことを…)』



「何！？」





バサバサと音を立てながらコロネロは急いでこちらに向かってくる。

ここで逃げると面倒だし、リボーンと同様に嘘で乗り切るとしようか。

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