標的18 ページ20
「…とにかく10代目、絶対に一人にならないようにしてください。あのクソ女はあとで殺っときますので!」
「物騒なこと言わないでよ!Aがオレを殺すなんて…」
「右腕である俺を殺そうとしたんスよ!?」
「獄寺、Aは悪いやつじゃねーって。あいつと話してみりゃわかるぜ」
「今は黙ってろ野球バカ!」
「山本の言うとおりだよ。それに、無理してるように見えたし…」
「10代目…」
「あっ、いや、なんかそう見えたっていうか…別に深い意味はなくて…!」
「…そこまで10代目がそう言うなら信じます。でも、ちょっとでも怪しい動きしたらオレに任せてください!」
ニカッと笑う獄寺くんに不安しか感じない。
それに任せるって何を任せたらいいの!?
その時、ガチャリと部屋のドアが開く音がした。
「リボーン!急にいなくなるから心配したんだぞ!」
「ああ。Aと話してたんだ」
「何の話してたんだよ?」
「ちょっとな」
何か隠してると直感でそう感じ、さっきのリング?のことだろうと決めつける。
そういえばさっき言ってたアナリタって?
でも、Aは「母の名前だ」って言ってたけど…。
「アナリタって誰なんだよ?お前の知り合いなのか?」
「そういやさっき言ってましたね」
「Aのおふくろの名前って言ってなかったか?」
「…アナリタはな、アルコバレーノなんだ」
「「「アルコバレーノ!?」」」
「アルコバレーノでありながらアルコバレーノじゃねえ。
姿を消した伝説のアルコバレーノ…」
「姿を…消した…?」
「ま、お前らにはまた今度話してやる。オレもちゃんとしたことはわからねーからな」
「あっ、おい!」
「ママン、お腹空いたぞ」
部屋から出て行ったリボーンを止めるが振り向きすらしなかった。
でも、アナリタという人と関係があるのは確かで。
もやもやした気持ちのままオレは俯くことしかできなかったんだ。
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ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» ありがとう!これからも頑張るよ!知ってるかもだけど続編できたからそっちの方でもよろしくね〜 (2017年6月4日 21時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - 続編おめでとう!!続編はリング争奪戦編かぁ〜楽しみにしてる!!頑張って!! (2017年6月4日 11時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 今日更新すると言っていたのですが、急遽 変更です。続編に移行することにしたので今日色々まとめて明日お知らせしたいと思います!もうリング争奪戦は始まってるのですが、ヴァリアー編として続編の方で続きを書きます。明日をお楽しみに〜 (2017年6月4日 1時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» そうなんだけどねwなんかめっちゃ怖くてwwありがとー!昨日はほとんど寝てたw (2017年6月4日 1時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - 家は壊れないだろwwとなりのトトロのさつき&メイの家じゃあるまいしwwあと、体育祭お疲れ様!!ゆっくり休んで!! (2017年6月3日 0時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ | 作成日時:2017年4月15日 19時