ジェヒョン先輩はよく分からない (ページ6)

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｛あ！！ジェヒョンくん、Aちゃんにあーんしてる！｝

｛え！ウソ！？いいな！私にもしてよ、ジェヒョンくん！｝

女子はみんな私と同じ学年なのに先輩と呼ばず君づけなのさすが人気のある先輩だなとジェヒョン先輩に目線をやると少しだけ頬を赤くさせたジェヒョン先輩が。

女たらしだけどポッキーを女の子に与えるのは照れくさいのかな？

『Aちゃんって無意識なところがずるいよね…』

「ん？なんか言いました？」

カラオケボックスはうるさくてその声の音量じゃ余裕で聞こえない。

しばらくすると先輩たちが歌おうと曲を選び始めていた。

その時ドアが開いたとともに〈ごめん！まった！？〉と聞き慣れた声が聞こえる。

まさか？と思い声のした方に目をやると…

｛遅いよ！ドヨン！｝

お、おっと～！？！？！？！？！？！？！？

「ドヨンオッパ！！！会いたかった！！！！！」

私の幼馴染であり高校生になってから忙しくなってなかなか会えなかった大好きなオッパがいたからだ。