らぶどっと。2

触らせねぇよ ページ14

やまとside





男が突然本殿の方へ走り出した。








ゆま「あっち車止めてる方だっ、！」


やま「くそっ、！」



















男は足が異常に速かった。














車に辿り着いた俺たちは
すぐに車内を確認する。







車内にはAが横になっていた。
















…ゆうたは、？



















ひゅ「やまと、！ゆうたはっ…」


ゆま「こっち、！」



















ゆうたは男に抵抗している様子だった。



















『どけよっ、！！』


ゆた「…っ、」








ゆうたは男が車に近づかないように
男の足を掴んでいた。














近づいてみると
ゆうたはもうすでにボロボロだった。



















『Aっ、！！俺のAっ…！！』


ゆた「・・・」

















俺たち4人も男を囲み、
ゆうたはふらつきながら立ち上がる。



















ゆた「…やまと、」


やま「…、？」


ゆた「…クビにはすんなよ」



















ゆうたはそう呟いて
男を思いっきり1発ぶん殴った。















『…あの車にいるんだろ？迎えに行くよ、A…』

















気が狂っているのかと思うほど
ゆうたの1発は全く響いていない様子だった。

















やま「…警察、電話しといて」


ひゅ「…了解、」



















男はよろよろとした足取りで車に向かう。
もうさっきまでの威勢は無くなっていた。



















怪我をして俺が支えていたゆうただったけど
俺の腕を下ろして、男の元へと向かう。


















そしてゆうたは男の行く手を阻んだ。



















『どいてよ…頼むから、』


ゆた「…触らせねぇよ、Aには」


『かっこ悪い、』


ゆた「…うるせぇんだよ、！！」


『っ…！？』



















ゆた「…今度Aに手出したら、＿＿＿＿。」



















　
男の胸ぐらを掴んで
ゆうたは男に何かを伝えて
男はその直後、地面に崩れ落ち
パトカーの音も聞こえてきた。






ゆうたも足の力が抜けたように
その場に倒れてしまった。



















警察に事情を説明して
男は確保され、
ゆうたとAは病院へ向かうことになった。








後日俺たちも事情聴取することになり
残った俺たち4人は
ひとまず俺の家に帰る事となった。
　










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