彼女とシャンクスの願い ページ39
「ああ、私も同じように感じていたんだ。ゼシカ、クラウド、そしてロジャー、彼らを守るために必死だった。私は「死神」とか「鬼」とか言われていたけど、そんなことは気にしていなかった。夢のために、夫のシャンクスと親友のエド達と一緒に冒険していたけど、ルフィに出会ってから、彼が私を助けたように、私もルフィを助けたいと思うようになったんだ。海賊王になるという大きな夢がある。私たちの夢のためにもな。立派な海賊になったら、もう一度、あの帽子を見せてほしいな。私の過去の一部だから。シャンクス、あなたが私を愛してくれて本当にありがとう。私も生涯、あなたと一緒に過ごすことを誓うわ。麦わらの一味のみんな、宴を楽しんでいってね。ルフィ、ロビン、素晴らしい仲間に出会えて本当に良かったね。今後も仲間を大切にしていこう！」
カエデは、自分の娘と息子に語りかけた。「私たち夫婦の願いを聞いてほしいわ。あなたたちは、海賊になって冒険してもいいけれど、リアとナツを失わないようにしてほしい。彼らを失ってしまったら、私たちがどうなってしまうか、分かるでしょう？私たちは、きっと復讐することになるわ。それだけ、彼らが私たちにとって、どれだけ大切な存在なのかを、忘れないで欲しいの。レッド、シャイニー、分かってくれた？」
娘と息子は、母親の言葉を真剣に受け止めた。シャイニーは、
「心配しないで、私たちは必ず戻ってくるから」と、笑顔で答えた。
レッド「僕たちは、絶対にリアとナツを守るよ。お母さんも、安心して」と、力強く言った。
彼らは、母親の言葉を胸に、海賊としての冒険を始めた。リアとナツを失わないよう、常に注意深く行動していた。彼らは、多くの海賊たちと出会い、様々な海域を航海していった。時には、強敵に立ち向かうこともあったが、彼らは団結して危機を乗り越えた。
そして、ある日、彼らは母親の言葉を思い出した。リアとナツを失ったら、彼らはどうなってしまうのか。それを考えると、彼らはますます大切な存在だと思うようになった。彼らは、母親の願いを胸に、今後も冒険を続けていく決意を新たにしたのだった。
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作者名：心羽 | 作成日時：2023年12月4日 9時
