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部屋には尋問官親衛隊の面々ーー何人かは相当眠そうに目を擦っている。
アン「ようやく来た！貴女はいつも最後よ！」
「先生。土曜日の朝から…一体、何ですか」
不機嫌な様子のアンブリッジに、真緒は無造作に髪をかきあげながら尋ねた。
その気怠そうな仕草に、何人かの男子生徒がごくりと生唾を飲みーー真緒の仕草が気に障ったらしいアンブリッジが刺々しく口を開く。
アン「そりゃ、お楽しみ中の首席のお嬢さんにとってはさぞご不満でしょうね！」
「…何のことですか？」
アン「男子と女子は20cm以内の距離にいてはいけない！ーー貴女は昨夜、何をしていましたかっ」
言いたいことが分かった真緒は、口角を上げた。
周囲は、不可解なことを言うアンブリッジにざわついている。
アン「昨日だけじゃないわ！この1週間、ろくに親衛隊の仕事もせずーーー」
「学生の1番の仕事は学問です、先生」
首席の真緒が言うに相応しい言葉だが、毎日真緒の甘い声を盗聴していたアンブリッジには逆効果なのは間違いない。
アン「まあ！よくそんなことがーーふしだらに…喘いで！グリフィンドール50点減点です！」
ザビニ「喘ぐ？」
興味津々と言った口ぶりでザビニが食いつく。
真緒には彼の表情を見れなかったーーその隣にはドラコが立っているのだ。
アン「よくも1週間毎日ーーっわたくしの」
「先生」
これ以上色々喋られては困ると、真緒は静かに割り込んだ。
「証拠はあるんでしょうか？」
アン「え？ーーーええ、貴女の知らない方法で、こちらは監視できるのよ！」
「では先生は、生徒のーープライベートを盗み見されていると？」
真緒の冷ややかな言葉にアンブリッジの勢いが少し失われた。
アン「それはーーっ違うわ、けど貴女は！間違いなく毎日私の教育令を破っていた！」
「ぜひ、その現場を押さえた状態でおっしゃってください」
真緒の言葉に反論ができないアンブリッジが髪を逆立てて怒りの表情で真緒を睨みつける。
アン「首席だからって、許されないこともあると分からないの？！ーー貴女は！親衛隊の称号を剥奪します！！」
「ええ、お返ししますーー監視方法は再考すべきですね」
真緒はすたすたと扉まで歩いた。
扉に手を掛け振り返ると、皆が見ている。
「それと、夜に私が誰と何をしようとも、先生には関係ありません。例え毎晩、勉強以外のことをしていてもーー6年間首席ですので」
笑顔で言い放つと、その場は静まり返る。
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はっさる(プロフ) - M.Sさん» はい！無理せずに頑張って下さい！ (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - はっさる様:ありがとうございます！そんな風に言って頂けるととても嬉しいです(^^)どんどん物語も後半に入っていきますが、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2019年9月17日 12時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - いきなりのコメント失礼します！毎回更新されるのが楽しみです！夢主の設定や物語の進め方がとても好きです！毎回更新を楽しみにさせてもらってます！これからもご自身のペースで更新頑張って下さい！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2019年8月23日 18時
