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真緒が自身の首にかけていた紐を服の中から取り出した。
ついているのはブラックオニキス。
「差し上げます」
ダン「これはこれは…準備が良いのうーー死を迎えるのが、惜しいと思えるほどに」
「真実を知るのは此処にいる3人だけーーきっと、上手くいきます。それに…ドラコが苦しむなら、ヴォルデモートの元へ私が行きます」
ダン「ーーー……では、君をホグワーツへの警備当てるように、頼んでおくかのう」
ダンブルドアの表情は読めない。
真緒は2人に会釈をして、校長室を出て行った。
扉が閉まった後、ダンブルドアが静かに口を開く。
ダン「彼女はどこまで、知っておるのかのう」
セブルス「…何故、ヴォルデモートが彼女を連れてくるよう指示しているかーーですか？」
ダンブルドアが小さく頷く。
セブルス「…ベラトリックスですら知らないことです」
ダン「君は知っておるーー…彼女の優秀な式神が、君につけられていれば…」
セブルス「彼女はドラコに、式神をつけているーー…あの子は知らされてはいない、彼女も恐らく…」
＊
ロバーズ「土御門！」
「はい」
休みを少し残したまま、闇祓い本局へ戻った真緒を、局長であるガウェイン・ロバーズが呼び出した。
ロバーズ「君にはホグワーツの警備をお願いする。急だが…明後日から。残った休みは別で取って構わない」
「…承知しました」
真緒はロバーズに一礼して、黒髪を靡かせて局長室を出た。
ダンブルドアが早速働きかけたのだろう、と心の中で呟きながら早足で歩く。
アトリウムへと向かっていると、向かいの角からライオンのような男ーースクリムジョールが現れた。
スク「君はーー…真緒・土御門」
「…覚えて頂き、光栄です」
真緒はふわりと微笑んだ。
スク「4年振りの闇祓いだーー…期待している」
「ありがとうございます」
スク「ところでーーー」
真緒が立ち去りかけたところを、スクリムジョールが呼び止めた。
スク「…ホグワーツの警備につくとか？」
「えぇ」
スク「ダンブルドアの、進言があったそうだ」
「…そうですか、初耳です」
スク「ダンブルドアがホグワーツに留守にして、何をしているか知っているかね」
「留守に？ーー残念ながら、存じません」
真緒は眉を下げて答えた。
スクリムジョールは真緒の瞳を探るように見つめるが、すぐに頷いた。
スク「何か気づくことがあれば報告してくれ」
「承知しました」
85(終)
84-4が未公開設定でした。すみません。
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はっさる(プロフ) - M.Sさん» はい！無理せずに頑張って下さい！ (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - はっさる様:ありがとうございます！そんな風に言って頂けるととても嬉しいです(^^)どんどん物語も後半に入っていきますが、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2019年9月17日 12時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - いきなりのコメント失礼します！毎回更新されるのが楽しみです！夢主の設定や物語の進め方がとても好きです！毎回更新を楽しみにさせてもらってます！これからもご自身のペースで更新頑張って下さい！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2019年8月23日 18時
