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ハリー「ーーーよく…知ってるね」
「えぇ」
ハリーも、これ以上聞いても無駄だと気付いたらしい。
真緒は立ち上がると、ひらりと手を振った。
「また、楽しい話をしましょう」
ハリーとロンの部屋を後にして、真緒はトンクスの元へと向かった。
トンクス「やあ、真緒。どうしたの？」
「聞きたいことがあって。訓練課程が終わったら、すぐに仕事があるの？」
トンクス「そうだね…いきなり重い仕事は無いと思うけど、今の時代だとーー…どうだろうね」
暖炉の前で紅茶を飲みながらトンクスと話す。
「トンクスって…結婚したら闇祓いはやめるの？」
真緒の唐突な話題転換にトンクスが紅茶を噴き出した。
トンクス「なっ、急に、何？」
「闇祓いっていつまで続けられるのかなって」
トンクス「まあ、危険は付き纏うからーー…部署を変えてもらうことも出来るだろうね」
トンクスはやんわりと自身の話題から転換させたので、真緒は無理に聞き出すことはやめておいた。
年末最後の日から3日、真緒はグリモールド・プレイスで皆と話して過ごし、年明け3日目の早朝には闇祓い本部へと姿を消していた。
＊
ドラコの話を久々に聞いた真緒は、会いたいという気持ちが急激に高まっていた。
年明けからの訓練課程は、佳境に入っているように思えた。
実践的な訓練を積み重ね、あっという間にバレンタインも過ぎた。
真緒はふと、昨年を思い起こしていたーーーバレンタインデーは、ホグズミードの後にドラコの部屋で過ごしたのだ。
40本の、薔薇の花束。
花言葉はーーー
ドラコ《真実の、愛》
あの時のドラコの瞳が、笑顔が、忘れられない。
「ーーっぁあ！」
闇討ちに気付かずに攻撃を受けた真緒は倒れ込んだ。
「土御門！集中が足りない」
明らかに怒った顔の教官の魔法使いが、その場に姿現しをして、真緒に詰め寄る。
その日担当のブロンドの髪の教官は、ドラコを彷彿とさせるものがあり、真緒は苦手だった。
「…すみません」
真緒は項垂れた。
今日は終わりだ、と告げられた真緒はその場を足早に立ち去った。
休暇中の未玖の話だと、ドラコはきっと弱っている。
真緒の頭の片隅にはドラコのことが常にあった。
青龍から、真緒を連れて行けなかった場合のドラコに科される罰はまだ報告がきていないーーー
「青龍」
呼びかけにすぐさま応じた青龍。
青龍は、何事だ、と低い声で真緒に尋ねた。
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はっさる(プロフ) - M.Sさん» はい！無理せずに頑張って下さい！ (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - はっさる様:ありがとうございます！そんな風に言って頂けるととても嬉しいです(^^)どんどん物語も後半に入っていきますが、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2019年9月17日 12時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - いきなりのコメント失礼します！毎回更新されるのが楽しみです！夢主の設定や物語の進め方がとても好きです！毎回更新を楽しみにさせてもらってます！これからもご自身のペースで更新頑張って下さい！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2019年8月23日 18時
