81-1:グリモールドプレイス ページ33
適性試験を無事に乗り越えた真緒は、晴れて闇祓いの訓練課程に入ることとなった。
もう9月になっており、ホグワーツにも居られない為、シリウスの計らいでグリモールドプレイスにお世話になることとした。
トンクス「闇祓いの訓練課程だって？」
「そう、明後日から」
トンクス「隠密追跡術はほんっと苦手だったな、真緒は何でもそつなくこなせそうだけどね」
「まさかーー…」
真緒は首を横に振る。
シリウス「他にも訓練生はいるのか？」
「どうだろう…開始日時と場所以外、何も知らされてないの」
トンクス「今年は訓練期間が短くなるってキングズリーが言ってたわ」
「3年ではないみたいに聞いたけど…」
真緒が言うと、トンクスは意味深に頷く。
トンクス「ここだけの話、闇祓い局は人手不足なのーーそんな中で例のあの人が復活したもんだから、元局長のスクリムジョールは一刻も早く人員を確保したいみたい」
真緒は相槌を打ちながら、納得した。
そういう意図で、訓練課程にかかる期間が‘進捗による’という記載があったのだろう。
シリウス「さあ真緒！食べるぞ！君にお礼がしたかったんだ」
食事の席に真っ先についたシリウスは自身の後ろから何やら小包を取り出した。
シリウス「2度も命を救われたからな、君には感謝しても仕切れない」
にっこりと微笑むシリウスから小包を受け取る。
シリウス「中身はまた夕食後にでも開けてくれ」
「シリウス、ありがとう」
真緒はお礼を言って、トンクスらと席に着いた。
その日の夕食後、真緒はクリーチャーの寝床へと向かった。
「ねえ、クリーチャー。話があるの」
ク「女が鉄面皮でが馴れ馴れしく話しかけてくる…クリーチャーは掃除をしなくてはなりません」
「…レギュラスのロケットのことよ」
その言葉に、クリーチャーは初めて、真緒とまともに目を合わせた。
＊
訓練課程が始まった真緒は、24時間体制で闇祓い本部に拘束されていた。
最初の2週間は用意された部屋で生活をしながら、座学や、トンクスが満点だったという変装・隠遁術などの訓練があった。
求められるレベルの高さは想像以上で、ホグワーツ以上に気力も体力も限界まで追い詰められるものだった。
怒涛の2週間の後、ようやく5日間の休みが与えられ、真緒は逃げるように騎士団本部へと帰還した。
シリウスに出迎えられ、真緒は夕食も食べずに用意してくれている部屋で一瞬にして眠った。
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はっさる(プロフ) - M.Sさん» はい！無理せずに頑張って下さい！ (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - はっさる様:ありがとうございます！そんな風に言って頂けるととても嬉しいです(^^)どんどん物語も後半に入っていきますが、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2019年9月17日 12時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - いきなりのコメント失礼します！毎回更新されるのが楽しみです！夢主の設定や物語の進め方がとても好きです！毎回更新を楽しみにさせてもらってます！これからもご自身のペースで更新頑張って下さい！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2019年8月23日 18時
