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それからどのくらい時間が経っただろうか。
マダム「ーー…命は取り止めました、ええどちらも！だから2人とも寮へ戻りなさい！とっくに就寝時間は過ぎています！！！」
「泊めてください、ねえ、お願い！！」
マダム「帰りなさい！！」
マダムポンフリーは一歩も譲らず、未玖とドラコは無言のまま廊下を歩いた。
「…お姉ちゃんと、別れたの？パーキンソンとベタベタしてるけど」
ドラコ「それは向こうが勝手に…」
ドラコは反論しかけたが、尻すぼみになっていった。
「何で、来たの？」
ドラコ「…心配だからに、決まってるだろう」
弱々しくドラコが答える。
未玖はグリフィンドールの肖像画の前まで来ていることに気づいた。
ドラコ「…それじゃあ僕は帰る」
ドラコは、とぼとぼと未玖に背を向け歩き出した。
「ドラコ！」
ドラコは立ち止まったが、振り返らない。
「送ってくれて、ありがとう」
ドラコ「ーー…君に何かあると、真緒が悲しむからだ…」
未玖は思わず笑った。
やっぱり好きなんだーー変わらない真緒中心の言葉に少しばかり安堵した未玖は談話室へ足を踏み入れた。
「「未玖！！！」」
ハーマイオニー達は勿論、他の生徒らも沢山残っていた。
アリシア「真緒と、マクゴナガル先生は？」
アリシアが真っ先に未玖に駆け寄る。
「一命は、取り止めたって…」
未玖が答えると、談話室は歓声に包まれた。
ヒャッホウ！と言ってロンが肩を組んで、ハーマイオニーにぎゅっと抱きしめられた。
ハー「良かった！！」
ケイティ「マダムポンフリーに直せないものはないわ！」
アンジー「その通りよ！！明日ーーもう今日だけど、起きたらお見舞いに行きましょう！」
真緒とマクゴナガルが助かった話で、皆安堵したようにそれぞれ部屋へと引き返していった。
未玖も、一安心しながらハーマイオニーと共に部屋へと向かう。
魔法史の試験なんてどうでも良いくらい、ほっとしていた。
きっと真緒は、試験なんかどうでも良いなんて言ったら怒るだろうなーーーと思いながら、未玖はベッドに潜り込んだ。
酷く疲れていた。
一瞬で眠りについた未玖は、3時間後に起きた時は全く寝た気がしなかった。
アンジー「私達が真緒の側にはついておくから、未玖は頑張って試験受けな」
大広間の朝食の時に、そう言われた未玖は頷いた。
そして午後からの魔法史の試験の勉強の為、談話室へと向かった。
75(終)
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はっさる(プロフ) - M.Sさん» はい！無理せずに頑張って下さい！ (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - はっさる様:ありがとうございます！そんな風に言って頂けるととても嬉しいです(^^)どんどん物語も後半に入っていきますが、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2019年9月17日 12時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - いきなりのコメント失礼します！毎回更新されるのが楽しみです！夢主の設定や物語の進め方がとても好きです！毎回更新を楽しみにさせてもらってます！これからもご自身のペースで更新頑張って下さい！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2019年8月23日 18時
