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トフティ「南無三！不意打ちだ！けしからーー」
トフティ教授の叫びの途中、叫ぶマクゴナガルを次の4本の失神光線が突き刺す。
更に悲鳴が上がったが、未玖はそれどころではなかった。
「何でっ、どうしてお姉ちゃんが！！」
未玖はもう、試験などどうでもよかった。
「ーー私の解答用紙は集めて良いですっ！！」
立ち上がると、マーチバンクス教授とトフティ教授の制止を振り切って、螺旋階段を飛ぶように降りた。
「六合っ！お姉ちゃんは？！ねえ、医務室に運んで！」
六合「…申し訳ないが、主の命令が最優先だ」
「なっ！どうして！今の私に貴方はいらない！！お姉ちゃんを、ねえ！！」
未玖の隣で滑るように六合は進んでいる。
医務室に駆け込んできた未玖が見たのはマダムポンフリーが必死の形相で駆け回っている様子だった。
マダム「出て行きなさい！！！」
その様子に何も聞けずに未玖は隅っこの椅子に力なく座り込んだ。
それから間もなく、ばたばたと足音がした。
ハーマイオニーやハリーだろうと、涙でぐちゃぐちゃの顔をそちらに向けた。
「ドラコ…」
試験が終わって急いで来たのだろう、髪は乱れ、息を切らしている。
ドラコ「ーーっ真緒は…？」
ぜえぜえ言いながらドラコが尋ねる。
未玖は首を振った。
「分かんない…6本も、失神光線が…それも心臓を狙って…！」
喋っていると、先程の光景が蘇り、ぼろぼろと涙がまた溢れ出した。
ドラコ「何故真緒はあんなところに居たんだ…」
落ち着かない様子でドラコはウロウロとしている。
ドラコ「あの何時もついてる式神が、真緒の盾になるべきだろう、当然！」
「…そうだ、そうよ青龍は？ねえ、六！青龍はどこにいるの？！」
突如顕現した六合に、ドラコが小さく声を上げる。
六合『主の命令で、違うところにいる』
「〜〜〜もう！！」
六合『…状態が悪い…』
「え？」
六合『主の状態だ…悪いが、今使役されている中ではまず私が天界へ戻ることになっている』
「どういう意味？！戻る前に説明して」
未玖が鋭く六合を見上げて声を上げると、六合は静かに口を開いた。
六合『主の命令で、天空による日本の結界は絶対に解くなと言われている、そして青龍が受けている命令は今、その次に重要だ。だから、主の状態が悪い今、私が彼女の力を奪うのは得策でないーーーよって…戻る』
未玖が反応するより前に、六合は消えた。
ドラコは訳の分からない様子で、頭に手をやり座り込む。
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はっさる(プロフ) - M.Sさん» はい！無理せずに頑張って下さい！ (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - はっさる様:ありがとうございます！そんな風に言って頂けるととても嬉しいです(^^)どんどん物語も後半に入っていきますが、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2019年9月17日 12時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - いきなりのコメント失礼します！毎回更新されるのが楽しみです！夢主の設定や物語の進め方がとても好きです！毎回更新を楽しみにさせてもらってます！これからもご自身のペースで更新頑張って下さい！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 0296957bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2019年8月23日 18時
