悔しいくらいに ~賢者の石1~ (ページ49)

今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:973 hit

チェスの試合（ハリーside）ページ49

…僕達はロンの指示の元、位置に着く。

「そこの駒、D5へ！」

ｺﾞｫｫﾝｯ！
ロンが動かした駒が粉々にされる。

ロン「やっぱり、これは魔法使いのチェスとまるっきり同じだ！」

…

ロン「ルークをE4へ！」
　「ポーンをC3へ！」

…試合が進むにつれて沢山の駒が破壊され、辺りは瓦礫だらけになる。

ハリ「待って！」

ロン「いいね？A。僕は次の一手でクイーンに取られる。君はキングを取るんだ！」

ハリ「そんなことできない！」

ハーA「何なの？」

ハリ「ロンは身代わりに！」

『…！そんなのダメだよ！』

ハー「そうよ！他の方法は！？」

ロン「先に進まなきゃ行けないだろ！ハリー、君が！」

僕は頷く。

ロン「ナイトをH3へ…！」
　「チェック！」

ロンの駒に敵側の駒が向かい、破壊される。

ロン「うわぁぁぁぁあ！」

ハリA「ロン！」

Aはロンに駆け寄ろうとする。

ハリ「動かないで！ゲームはまだ続いてる！」

ハリ「チェックメイト」

僕がそう言うと、ゲームは終わった。
僕たち3人はロンに駆け寄る。
ロンは気絶していた。

ハリ「ハーマイオニー、ロンを頼む。フクロウ便で校長先生に知らせて。僕とA先に進む！」

ハー「あなた達ならやれるわ。偉大な魔法使いだもの。」

『あなたこそね。』

ハー「ハッ…私はただのガリ勉優等生。もっと大切なのは…友情と、そして勇気よ。2人とも、気をつけてね。」