悔しいくらいに ~賢者の石1~ (ページ39)

今日:5 hit、昨日:24 hit、合計:983 hit

罰則ページ39

ハリ「ハグリッドは前から言ってたんだ。ドラゴンが欲しいって。」

ロン「やばいよ。マルフォイにまで見られちゃったし。」

ハリ「なんで困るの？悪いこと？」

ロン「悪いさ…」

マク「こんばんは。」

4人「！」

前方からマクゴナガル先生がやって来て、その後ろからドラコが顔を覗かせる。

マク「いいですか、どんな理由があろうと夜中に抜け出して学校を出歩いては行けません。今回の規則違反の罰として、50点減点します。」

ハリ「50点！？」

マク「1人、50点です。」

4人はあんぐりと口を開けて驚く。
その様子をドラコはニコニコして見る。

マク「二度と同じ罰を起こさぬよう、5人には処罰を与えます。」

ドラコの顔から笑顔が消え、

「聞き間違いですか？先生。今5人と仰いました？」

マク「その通りです、ミスターマルフォイ。
事情はどうあれ、あなたも消灯時間を過ぎて出歩いていたのですから。」

フィ「昔はもっと厳しい罰があった。両手の親指を紐で括って地下牢に吊るしたりしたもんだ。あの叫び声が聞きたいねぇ…。
今夜の処罰はハグリッドと一緒だ。ひと仕事してもらうよ。暗〜い森でな…。哀れな生徒たちだ！」

ハグリッドは泣いていた。

フィ「なんじゃい、まだあんなドラゴンのことでめそめそしてるのか。」

ハグ「ノーバートはもういねえ。ダンブルドアがルーマニアに送った。仲間のとこに。」

『そうなんだ…ハグリッドは寂しくなるね。』

ハー「その方が幸せじゃない。仲間といられて。」

ハグ「それでもルーマニアが嫌だったら？他のドラゴンに虐められたらどうする！」

フィ「いい加減にシャキッとすることだな。これから森へはいるんだぞ…。」