悔しいくらいに ~賢者の石1~ (ページ38)

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ドラゴンページ38

(No)

その夜、4人でハグリッドの家へ向かう。

ｺﾝｺﾝｺﾝ
ｶﾞﾁｬ

4人「ハグリッド！」

ハグ「悪いな、今日はお前さんらと遊んでる暇はないんだ。じゃあな。」

4人「賢者の石のことだよ！」

ハグリッドは閉めかけていたドアを再び開け、4人を中へ入れる。

ハリ「スネイプが盗もうとしてる！」

ハグ「バカ言え。まだ疑っとるのか。スネイプは石を守ってる先生の1人だ。」

ハリ「なんだって？」

ハグ「聞こえただろう。さあ帰れ。今日はそれどころじゃねえ。」

ハー「何人もの人が呪文や魔法をかけてあの意思を守ってるのね。」

ハグ「そういう事だ。まあフラッフィーが入れば大丈夫だがな。あいつを宥められるのは俺とダンブルドアだけだ！…いけねぇこれも内緒だった。なんてこった。」

その時温めていた大鍋から音がし、ハグリッドが何やら取り出す。

ハグ「あちちち、」

『ハグリッド、これ一体何なの？』

それは大きな卵のようなものだった。

ハグ「こいつはなぁ…」

ロン「僕なんだか知ってるよ！ハグリッド、どこで手に入れたの？」

ハグ「パブで会った知らない奴から！」

皆でそれを見ていると、からが割れて小さなドラゴンがこちらを覗く。

ハー「これってドラゴン？」

ロン「ただのドラゴンじゃない。チャーリー兄さんが研究してる種類だ！」

『凄い！ドラゴン！初めて見た！』

ハグ「ちゃんとママが分かってるようだな。いい子だ、ノーバート。」

ハリ「ノーバート？」

『素敵な名前だね！』

ハグ「だろう？A」

その時、ハグリッドが窓の外に目をやると…

ハグ「ありゃ誰だ？」

皆でそちらを見ると…

『ドラコ？』

ロン「なんだって！？」

こちらに気づかれ慌てた様子でその場を離れるドラコ。

ハグ「こりゃいかん。」