悔しいくらいに ~賢者の石1~ (ページ29)

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ハリーside ページ29

ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ

『トロールだ！』

ロン「地下室から出てきたんだ！」

ハリ「地下室の方に行ったぞ！」

ｺﾂｺﾂ

そこに、トロールでも、僕達でもない足音が聞こえた。

ロン「なんでこんなところにいるんだよ！？」

「それはこっちのセリフだウィーズリー。」

『ドラコ？』

ハリ「…」

「こんなところで何をしているんだ？A」

『詳しく話すと長くなるんだけど、とにかくハーマイオニーを助けなきゃ！トロールのことを知らないのに1人で女子トイレにいるの！』

「ハーマイオニー？…あぁ、あのマグルのグレンジャーか。」

ｶﾞｼｬﾝｯ！

ハー「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ！」

『ハーマイオニーの声だよ！とにかく行かなきゃ！』

ﾀﾀｯ(4人でトイレへ走る)

ハリA「ハーマイオニー逃げろ/て！」

ハー「助けて！助けて！」

『えいっ！』

ロン「おいっ！ノロマ！」

マルフォイ以外の皆で壊れたトイレの木片を投げる。

『ドラコも気を引くの手伝って！』

「あぁ…」

それからマルフォイも木片を投げ始める。

ﾌﾞｫﾝ！
トロールが手に持っている棒を高く振り上げ、ハーマイオニー目掛けて振り下ろす。

ハー「きゃぁぁあ！助けて！」

僕はトロールに飛乗る。
トロールが暴れた反動でトロールの鼻に僕の杖が刺さってしまった。

ロン「うわぁ…、」
トロールはさらに暴れ、僕は宙ずりに持たれてしまう。

『ハリーのためになにかやるのよ！』

ロン「何かって何を！？」

「いいから今日習った術でも使ってみろよ！」

ロン「うるさいぞマルフォイ！」

『こんな時くらい協力してよ！』