悔しいくらいに ~賢者の石1~ (ページ20)

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飛行訓練2 ページ20

(No)

みんなの箒があがり終わった。

フー「では、箒を手につかんだら跨りなさい。
柄をしっかり握って、落ちないように。しばらく浮いたら前屈みになって降りてきます。
では行きますよ。」

ﾋﾟｰｰｰｰｰｯｯ

ネビ「うわぁ、うっ、うぅ、」

フーチ先生が笛を鳴らすと同時にネビルが宙に浮いた。だがその様子はとても不安定だった。

みんな「ネビル危ない！降りなきゃ！」

フー「Mr.ロングボトム！
ネビル落ち着きなさい、ネビル･ロングボトム！どこへ行くつもりなんです！戻ってらっしゃい」

ネビ「うわぁぁぁぁあ」

みんなの声も虚しく、ネビルは不安定なまま空高くまで上昇し、上下左右フラフラしている。
とうとう壁にぶつかり、天文台の銅像の槍に引っかかる。

フー「Mr.ロングボトム！」

ﾋﾞﾘｯ

引っかかっていたネビルのローブが破ける。

『落ちちゃう！』

ネビルは地面に落ちてしまった。幸いにももう一段階下の出っ張りに引っかかったため手首の骨折程度で済んだようだった。
そのままフーチ先生が医務室へ連れていく。

フー「全員地面に足をつけて待っていなさい。箒一本でも飛ばしたら、クィディッチのクの字を言う前にホグワーツから出て行ってもらいます。」