悔しいくらいに ~賢者の石1~ (ページ11)

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ドラコside ページ11

帽子「……グリフィンドール！！！！」

「クソッ」

先程汽車でポッター達といたあいつはグリフィンドールに組み分けされていた。

あいつは逃げ切った一家として有名だが、あいつの両親がスリザリンとグリフィンドールで結婚した、ということでも有名である。

父方の家系を考えたら、もしかしたらあいつもスリザリンだったかもしれない…。どこかでそんな期待をしていた僕がバカだった。分かっていたんだ。初めて話した瞬間から…。

「あぁ、彼女はグリフィンドールだな…」って

……そもそもなぜ僕があいつの寮を気にしなくちゃいけないんだ？ばかばかしい。

1人でイライラしていたら例のあいつと目が合った。が、すぐに逸らしてしまった。なぜこんなわざとらしく逸らしたのか自分でも分からない。そんなことを考えていたら、いつの間にか目の前に食事が並んでいた。

ゴイ「マルフォイ、さっきからAのこと見すぎじゃない？」

クラ「確かに、俺も思ってた笑」

「は？なんの事d…」

言われてから自覚した。

「うるさいっ！見てなんかいないし、そもそもお前は何Aをファーストネームで呼んでいるんだ！黙って肉でもなんでも食っていろ！」

顔が熱くなるのが分かった

「チッ！初日から気に食わない！」