My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ32)

今日:1 hit、昨日:33 hit、合計:319,326 hit

6 ページ32

side M

急遽外来担当のナースが、自分の子どもが熱を出したってことで休んじゃって、その代わりとして午前だけ外来のヘルプに行って、病棟に戻っていいと言われて病棟に帰ってみれば、今度はAが病棟外に出たときに何かハプニングが起こって不安定だっていう話を聞いた。

…今日すっげー目まぐるしい(苦笑)

ナースステーションにいた相葉くんと､翔さんから話を聞いたけど、正直理解が追い付いていないって言うか、単純に一言で表せば､「は？」みたいな笑

またあとで来るわって言って医局に戻った翔さん｡

百聞は一見に如かず。

とりあえず寝てるとはいえ今のAの状態を把握しないことには理解もできないと思って病室に向かう｡

ベッド傍までいくと、いい寝顔とは言えない寝顔で眠っているA｡

なんで頬に湿布…？
寝像のいいAなのになんでこんなに布団がはだけてる…？

1つ疑問ができたら派生するように増えていく疑問｡

起こさないようにそーっと布団をかけると、眠りが浅かったのか、徐々に目を開けたA。
その眼に涙がたまり、溢れ出るのにそう時間はかからない｡

『後から顔出したニノにも拒絶してなかったから潤も大丈夫だとは思う』って翔さんに言われてるからそんなに心配はしてないけど、万が一ってこともあるから…

「ごめん､起こしちゃった？しんどいとかない？」

なるべく優しめに声をかけたのが先か､起き上がると同時に何かを思い出したように自身の身体を気味悪そうに見て掻き毟り始めたのが先か…

どんな夢を見たかは知らないけど､とりあえずやめさせないと｡

「A､そんなことしたら痛いよ？やめようね？」

優しく手を取ってやめさせるけど､今回ばかりは抵抗が強い｡

PHSで相葉くんに応援を頼んで、Aには可哀想だけど、2人がかりで止める｡
ほんとはこんなに小さいから俺1人でも抑制できるけど､なるべく怖い思いをさせたくないから

卑怯かもしれないけどわかってな、A｡
なんて思いながら押さえてると今度は呼吸の仕方がおかしい｡

「松潤、おーちゃん呼んで！」

相葉くんの指示ですぐに大野さんを呼んで、治まったら今度は翔さんかニノを呼んでっていう指示｡
翔さんが来てくれてAを起こさない様にそっと診てくれたけどそこまで酷くないから大丈夫って言われて安心した｡

「何かされたってことはこれでよくわかった気もするけど、その何かが何かわかんねーと手の打ちようがねえんだよなぁ」

そうだよね…