My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ35)

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side O

「手が空いてるなら今すぐ来てください」って俺が返事をしないうちに一方的に電話は切られて､まぁ手は空いてたっていうか少し暇してたから何だろ？って頭を掻きながらAの病室に向かう｡

来る途中にナースステーションに寄ってあーばちゃんからAの大好きなりんごジュースももらってく。
最近ずっと泣き続けてて体中の水分抜けちまうんじゃねえかなって思うくらいでさすがに心配…

「A来たぞ～？ほれ､土産｡」

扉を開ければ､ニノに抱かれて背中をさすってもらってるA｡

まだ落ち着いてなかったのか～

「あ､どうも｡A大野さんがジュース持って来てくれたよ？ん？大野さんとこ行く？」

俺を見た瞬間に今度は俺の方に手を伸ばして抱っこの催促｡
ジュースをニノに預けてAを抱き上げる｡

呼吸が落ち着くようにゆっくりめに背中を叩いてると少し落ち着いてきたみたいで安心。

ニノがジュースの入ったマグを近付けるとちゃんと飲んでくれた。
これで点滴とかの処置は免れるかな｡

「おー､ちゃんと飲めたー偉い偉い｡」

貰ってきた分は全部飲めたみたいだし､さて本題に入るか

「A､俺に話したいことあるって？」

さりげなーく聞いてみたら一瞬固まっちゃったけど小さくこくんと頷いたA｡

ニノがいても大丈夫かと聞いても特に問題はなさそうだからいてもらうことに｡
紙と筆記用具を渡してAのペースでいいよと先に言ってから言葉を待った｡

*

Aside

翔先生に何もないからお外に出てもいいよって言われて久しぶりにお外に出てみたの｡
中庭にいって､外の空気をいーっぱい吸い込んで､たまにはお外に出るのもいいなぁって､そう思ってた。

ちらって時計を見たらそろそろ帰らなきゃって思って病室に帰ろうとして歩いてたら急に誰かわからないけど腕を掴まれて､こっちに来いって大きな声で言われて､それでお母さんとかのことを思い出した｡

嫌だ､離してって腕を振り払おうとしたら暴れるなってほっぺを殴られた｡

それからお洋服を乱暴に脱がされて、べたべた身体を触られた｡

嫌だってしたかったけど､どうなるかが怖くて何も言えなかった｡
暫くそのままずーーっと頑張って耐えてたらもういいや､満足って最後にもう1回ってほっぺ叩かれて男の人はいなくなった

少しの間立ち上がれなかったけど早くお部屋に帰りたくて帰らなきゃって思って頑張って走って戻ったら､相葉ちゃんたちが来てくれたの…でもすごく怖かった