12 ページ39
side O
しょーくんからAちゃんが熱出したって聞いたから､心配になってちょっと様子を見に来た。
ストレスの可能性が高いって言ってたしね。
顔出したらちょうど松潤が申し送りだって交代。
さっきまで松潤が座っていたところにお邪魔して。
「Aちゃん、ご飯はたくさん食べれた〜？」
よいしょーっと自分の太腿の上に座らせて聞くと、恐る恐る頷いたAちゃん。
俺も一瞬だけ見ただけだったけど、熱がある割には食べた方だと思う。
熱が出ても特につらくはないのかな？
「そっか、たくさん食べれたかー、偉い偉い〜。」
頭を撫でてから、静かに自分の額とAちゃんとの額をくっつけて、人間検温〜笑
俺結構こういうの得意なんだよ〜
...まだ完全に下がってはない感じかぁ。
でも1日しっかり寝れば治るっていうくらいだから、点滴も座薬もいらないみたいで安心。
「...ありゃ､Aちゃ〜ん､何してるの〜笑」
今日来てた服がパーカーの形で､フードから伸びてる紐をいじって遊んでる笑
別にいいんだけどさ笑
だけどいつか俺の服がびちょびょになりそうだから...笑
「Aちゃん､絵本読んであげよっかぁ〜？Aちゃんどれが好きかな〜ってせんせー遊ぶところからいっぱい持ってきたんだよ〜。」
じゃーんって3冊くらいの本を見せると一気に目の色が変わった笑
本当に絵本が好きなんだなぁ〜って真剣に選んでるAちゃんを見て自然と頬が緩む。
少しして読んでほしい本を渡してくれた。
絵本を開いて読んでいく
読み進めていくと、序盤の方に出てきたキャラクターが再び出てきて、それを覚えていたのか、そのキャラクターを指さして教えてくれるAちゃん。
「そうだね、さっきも出てきたね〜。よく覚えてたね、すごいなぁAちゃん。」
褒めてあげれば、嬉しそうに小さく口角をあげる。
...感情表現も豊かになってきたって感じかな。
来た時は喜怒哀楽の哀しかない状態だったから、ここまで回復してくれて本当によかったよ。
絵本を読んでたんだけど、やっぱり熱のせいか本調子じゃない感じで、うつらうつらしちゃってる笑
静かに絵本を閉じて、病室中をうろうろ歩き回っているとあっという間に可愛い寝息が。
ベッドに寝かせて布団をかけてあげてから「おやすみ」って静かに声をかける。
いつもより寝顔は穏やかじゃないけど、だけど少し幸せそうだった。
それを見て俺も自然と笑顔になっていた。
*5人じゃなきゃいや End*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさんこんばんは(.ﾟーﾟ)あら、もう1人同士がいてくださった嬉しい(´･∀･`)のんびりですがこれからもよろしくお願いします！ありがとうございました(｀･3･´) (2016年7月4日 23時) (
レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - もちふくさん» ありがとうございます(｀･3･´)内面が好きというのもあるんですが私自身が外面的なことを描くのが苦手というかちょっと書いてて、ん〜...ってなっちゃうんで(苦笑)共感してくれる仲間だいてよかった笑ありがとうございました(*'◇') (2016年6月24日 22時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
もちふく - わたしは今の感じが好きです！ちなみにわたしも内面派なので！！ (2016年6月24日 1時) (レス) id: c69f9f2e29 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» リクエストありがとうございますﾉﾉ ｀∀´ﾙ承りました！更新まで今しばらくお待ちくださいませ(.ﾟーﾟ) (2016年6月19日 20時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - くまさんさん» ありがとうございます〜(´･∀･`)更新は本当に遅いですが更新したときはまた是非来てくださいね〜(｀･3･´) (2016年5月14日 23時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羽苡 | 作成日時：2016年5月7日 21時
