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side N
またあくる日の午前中。
大野さんに「ニノやしょーくんもこまめにAちゃんの様子見に行ってあげてねー」って言われたんで、たまたま空き時間が一緒だった翔さんと病室に向かう。
病室に入ると、ベッドの上に座って指をしゃぶってるAちゃん。
「おはよーうAちゃん。」
翔さんが明るく挨拶してもあまり反応が良くない。
ていうか、少し顔熱ってない？目も潤んでるし。
それには翔さんもすぐに気づいたようで「Aちゃんしんどくない？どっか痛い痛いないかな？」って声をかけてる。
ま、当然のごとく反応はしてくれなかったけど...
これは補助に入った方がよさそうですかね。
「Aちゃん、お熱だけ測らせてねー。」
ベッドサイドにおいてある体温計を手に取って、翔さんがさりげなく固定してくれてる間に脇に挟める。
もちろん、検温すらも苦手なAちゃんは既に翔さんの腕の中で身をよじって抵抗中。
「Aちゃん動かないよー。痛くないもんねー」
声をかけながら優しく腹部を叩いて抵抗をやめさせる。
まぁ今の体温計はすごいから脇に挟めたらほんの数秒で結果が出たりするんですよ。
「鳴ったねー。...おー、37度5分。」
あらら...
ディスプレイを見ながら翔さんを顔を見合わせて苦笑。
高いっちゃ高いけどそこまで高くないっちゃ高くないという何とも微妙な体温...
でも微熱が1番辛い人もいるからなぁ...
熱を測り終えたAちゃんは熱のせいもあるのか、機嫌も最悪で、翔さんの腕の中でグズることグズること。
そんなAちゃんを抱っこしたまま病室中を歩いて落ち着かせてる翔さん。
すぐにAちゃんは眠った。
ベッドに寝かせて、軽くステートを温めてから「ちょっとごめんなー」って聴診してる。
「...ただの熱だね。音も問題ないし。」
「そっかー。それじゃあやっぱり大野さんが言ってたストレスが原因ですかねぇ...。」
「その可能性のが高いよなー。点滴どうする？」
「異常に高いってほどでもないし、氷枕とかでひとまず様子見てそれでも下がる兆しがなかったら解熱剤入れるって方針でいいと思うけど。」
「でいいよね。冷えピタもらってくるわ。」
「お願いしまーす。」
病室を出て行った翔さんと場所を代わって、Aちゃんの汗ばんだ前髪を軽く払ってあげてから額に手を軽く乗せてみるとやっぱり少し温かかった。
「...やっぱちっせ。」
Aちゃんの手を握って、無意識にそう呟いていた。
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羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさんこんばんは(.ﾟーﾟ)あら、もう1人同士がいてくださった嬉しい(´･∀･`)のんびりですがこれからもよろしくお願いします！ありがとうございました(｀･3･´) (2016年7月4日 23時) (
レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - もちふくさん» ありがとうございます(｀･3･´)内面が好きというのもあるんですが私自身が外面的なことを描くのが苦手というかちょっと書いてて、ん〜...ってなっちゃうんで(苦笑)共感してくれる仲間だいてよかった笑ありがとうございました(*'◇') (2016年6月24日 22時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
もちふく - わたしは今の感じが好きです！ちなみにわたしも内面派なので！！ (2016年6月24日 1時) (レス) id: c69f9f2e29 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» リクエストありがとうございますﾉﾉ ｀∀´ﾙ承りました！更新まで今しばらくお待ちくださいませ(.ﾟーﾟ) (2016年6月19日 20時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - くまさんさん» ありがとうございます〜(´･∀･`)更新は本当に遅いですが更新したときはまた是非来てくださいね〜(｀･3･´) (2016年5月14日 23時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽苡 | 作成日時：2016年5月7日 21時
