ご に ん じ ゃ な き ゃ い や - 1☆request☆ No side ページ28
「Aちゃんごめんね、まーくん1回他の子のお部屋もいかないといけないから少しだけいい子で待っててね？」
Aの病室を訪れていた雅紀。
だがしかし、雅紀のPHSがなり、別の子の処置の応援に来てほしいとの要請。
できればまだ精神状態もあまり安定していない状態でAを1人にはしないほうがいいのだが、こればかりは仕方ない。
別の子も「まーくんがいたらがんばれる...」と涙ながらに雅紀を求めていたのだから。
Aが寂しそうな顔をするも自分の患者はAだけじゃないと言い聞かせ、ごめんねとやさしく頭を撫でて慌ただしく病室を出て行ってしまった。
1人ぽつんとベッドの上に座るA。
いつもよりも寂しい気分...
誰か来てくれないかな...そんな思いを抱くも、我儘を言ったら怒られるという母親の記憶を思い出してからか、指をくわえてひたすら寂しさを紛らわせる。
だが、今日はいつもと少し違った。
慌ただしく出て言ったせいで、ベッドの柵は下がりっぱなし、ドアも開けっ放し。
...頑張れば誰かに会いに行けるかもしれない。
ふとそんなことを思いついたAは病室の外に出ようとベッドから降りる体勢に入る。
ベッドの高さはあまり高くないとしても小さなAには結構な高さ。
当然ベッドから落ちれば、額をゴチン。
だけどそんなことは気にせずに覚束ない足取りでふらふらと病室を出た。
病棟内では先程の雅紀が応援を頼まれた子の処置の声や別の子供たちの泣き声が絶えなく、何かと忙しいようでナースステーションはもぬけの殻に近い状態。
誰もAに気付かないため、タイミングよく病棟を出る人とともに病棟の外へと出てしまった。
病棟を出たところで、Aが医局がどこにあるか知っているわけでもなく、ただ目の前にある道を歩くしかなかった。
ぺたぺたと素足の音が廊下に響く。
それと大きな声が聞こえたのはほぼ同時。
「あなた入院してる子でしょ！？勝手に病棟から出たらだめじゃない！！ちゃんと看護師さんたちに伝えてから出て行ったの！？」
不意に手を強くつかまれ、大きな声で叱られ、ただ単に5人の誰かを探しに来ただけのAにとっては急に襲ってきた恐怖の一環でしかないであろう。
Aは放心状態。
だが怒鳴った相手はAなどお構いなしに腕を引っ張って病棟までへと連れ戻し、腕につけてあるネームバンドで名前がわかり、病室に戻り乱暴に座らせると柵を上げて病室を出て行ってしまった。
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羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさんこんばんは(.ﾟーﾟ)あら、もう1人同士がいてくださった嬉しい(´･∀･`)のんびりですがこれからもよろしくお願いします！ありがとうございました(｀･3･´) (2016年7月4日 23時) (
レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - もちふくさん» ありがとうございます(｀･3･´)内面が好きというのもあるんですが私自身が外面的なことを描くのが苦手というかちょっと書いてて、ん〜...ってなっちゃうんで(苦笑)共感してくれる仲間だいてよかった笑ありがとうございました(*'◇') (2016年6月24日 22時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
もちふく - わたしは今の感じが好きです！ちなみにわたしも内面派なので！！ (2016年6月24日 1時) (レス) id: c69f9f2e29 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» リクエストありがとうございますﾉﾉ ｀∀´ﾙ承りました！更新まで今しばらくお待ちくださいませ(.ﾟーﾟ) (2016年6月19日 20時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - くまさんさん» ありがとうございます〜(´･∀･`)更新は本当に遅いですが更新したときはまた是非来てくださいね〜(｀･3･´) (2016年5月14日 23時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽苡 | 作成日時：2016年5月7日 21時
