お さ ん ぽ - 1 ページ26
side N
「あと俺見とくから相葉さん業務戻っていいよ。」
「ほんと？じゃあ頼んだ！Aちゃん、また後で来るねー！」
Aちゃんを俺に預け、ばいばーいって手を振って病室を出てった相葉さん。
元気だこと。
だいぶ俺にも慣れてきてくれたみたいで抱っこしても暴れることはほぼなくなった。
今日の外来は午後からだし、少しでも長い時間一緒にいて仲良くなった方がいいのかな。
正直あまりAちゃんと診察以外でかかわらなくなった大野さんよりも距離縮まってない気がする。
でもあの人は診察の前からちょくちょく顔出してたって言ってたし当たり前か。
にしてもずっとこの状態が続くのはさすがに暇だ、俺が。
今日特に問題なかったし外でも連れて行ってあげようかな。
天気いいし。
「Aちゃん、天気もいいしお散歩行こっか、ね。」
行く？って聞いてみると、多分半分は意味わかってないだろうけど頷いたAちゃん。
今は容体が安定してるから点滴もしてないし、点滴スタンドを押して歩くっていう仕事もないし楽だ。
上着とか着せた方がいいんだろうけど、なさそうだしなぁ....
結果、タオルケットを小さく畳んでそれにAちゃんを包んでから病室を出た。
「ちょっと散歩行ってくるわ。」
近くにいた相葉さんに声をかける。
「りょーかい！Aちゃんお散歩いいねー、楽しんできてねいってらっしゃーい！」
バイバイって相葉さんに元気な見送りをしてもらって病棟を出た。
静かな廊下をのんびりと歩く。
Aちゃんといえば、外の景色に釘付け。
ここ2週間くらいは病室安静だったし窓際にベッドあるわけじゃないから窓の外なんてうっすらとしか見えなかったもんね。
「あ〜、ニノとAちゃんだ〜」
曲がり角でばったりと大野さんに遭遇。
相変わらず眠たそうに歩いてる。
「偶然だね、今2人で仲良く散歩してたんですよ。ね、Aちゃん？」
「2人っきりで散歩とかずりぃ〜！俺も混ぜてー。」
「仕事は？」
「んー、今終わったとこ〜。中庭行こ、中庭！」
「相葉さんじゃないんだから...っておいっ！」
「口うるさい人はほっといてさっさと行こうね〜。」
俺があーだこーだ返してるうちにあっさりと大野さんにAちゃんを奪われ、大野さんはノリノリでAちゃんを中庭へと連れて行った。
...相葉さん以上に疲れる...。
ていうかよくよく考えたらこの人俺より年上だよな？
俺より元気に見えるのはなんでだ。
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羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさんこんばんは(.ﾟーﾟ)あら、もう1人同士がいてくださった嬉しい(´･∀･`)のんびりですがこれからもよろしくお願いします！ありがとうございました(｀･3･´) (2016年7月4日 23時) (
レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - もちふくさん» ありがとうございます(｀･3･´)内面が好きというのもあるんですが私自身が外面的なことを描くのが苦手というかちょっと書いてて、ん〜...ってなっちゃうんで(苦笑)共感してくれる仲間だいてよかった笑ありがとうございました(*'◇') (2016年6月24日 22時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
もちふく - わたしは今の感じが好きです！ちなみにわたしも内面派なので！！ (2016年6月24日 1時) (レス) id: c69f9f2e29 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» リクエストありがとうございますﾉﾉ ｀∀´ﾙ承りました！更新まで今しばらくお待ちくださいませ(.ﾟーﾟ) (2016年6月19日 20時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - くまさんさん» ありがとうございます〜(´･∀･`)更新は本当に遅いですが更新したときはまた是非来てくださいね〜(｀･3･´) (2016年5月14日 23時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽苡 | 作成日時：2016年5月7日 21時
