し ん た い そ く て い ページ24
side O
クレヨンを持って黙々と何かを描き進めるAちゃんをただ見てた。
子どもの一生懸命に何かをやってる姿って本当に誇らしいよね。
こういう姿が大好き。
「お、描けたかな〜？」
手を止めたから多分完成したのかな？
覗いてみる。
うん、幼児特有の絵はやっぱりわかんねぇや...笑
でも一生懸命描いたっていうのは伝わるからそのことだけでも認めてあげたいって思う。
「それなぁに？」って聞けば、俺の描いた犬を指さした。
なるほど、とりあえず模倣してみたってところかな？
「わんちゃん描いたんだ。上手描けたねぇ。」
小さく頷くAちゃん。
それからしばらく絵を描きながら、Aちゃんとコミュニケーションを取りながら過ごして...
「失礼しまーす。」
そしたら松潤が入ってきたから、計測だな〜って、Aちゃんを抱っこして一緒にナースステーションに向かった。
処置室に着いて、「Aちゃんはこっちだな。」って小さい子用の計測台のついたのを用意してる松潤。
「Aちゃん、この上に座らせてもらってもいい？」
「はぁい、Aちゃん、こっちにお座りしよっか〜。」
計測台の上に座らせようとするけどAちゃんは一向に俺の服を掴んで離さない。
多分初めて見るものだから何をするかもわからないし怖いんだろうなっていうのはすぐにわかるんだけど...
できることなら俺が実際にこの上に乗って、怖くないよって教えてあげればいいんだろうけど、俺が乗ったらこの機械壊れるからさぁ(苦笑)
「だぁいじょうぶ。ここの上にお座りするだけだからなぁんにも怖いことないんだよ〜。ずっと一緒にいるから大丈夫だよ〜。」
泣き顔寸前のAちゃんをあやしてると、少し落ち着いてくれたみたいで「じゃあ少しだけお座りね〜。」と台の上に座らせても特に抵抗はしなかった。
「お洋服脱ぐよー、ごめんねー。」
松潤が服を脱がせて「1回ごろーんてするよー。」とAちゃんを仰向けに寝かせる。
途端に泣き顔になって誰かを求めるように両手を宙に浮かせて。
「すぐ終わるからね、怖くないよ〜。」
宙を彷徨ってる手を優しく握ってあげて、声をかけている間に松潤がさっさと計測を済ませてくれた。
「87�僂�11�圈�小さいことには変わりないけど来た時よりは大きくなってるから心配はないよ。」
「そっかー、よかった。」
小さくてもいい。AちゃんはAちゃんのペースで大きくなってくれれば、俺たちはそれで十分だよ。
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羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさんこんばんは(.ﾟーﾟ)あら、もう1人同士がいてくださった嬉しい(´･∀･`)のんびりですがこれからもよろしくお願いします！ありがとうございました(｀･3･´) (2016年7月4日 23時) (
レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - もちふくさん» ありがとうございます(｀･3･´)内面が好きというのもあるんですが私自身が外面的なことを描くのが苦手というかちょっと書いてて、ん〜...ってなっちゃうんで(苦笑)共感してくれる仲間だいてよかった笑ありがとうございました(*'◇') (2016年6月24日 22時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
もちふく - わたしは今の感じが好きです！ちなみにわたしも内面派なので！！ (2016年6月24日 1時) (レス) id: c69f9f2e29 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» リクエストありがとうございますﾉﾉ ｀∀´ﾙ承りました！更新まで今しばらくお待ちくださいませ(.ﾟーﾟ) (2016年6月19日 20時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - くまさんさん» ありがとうございます〜(´･∀･`)更新は本当に遅いですが更新したときはまた是非来てくださいね〜(｀･3･´) (2016年5月14日 23時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽苡 | 作成日時：2016年5月7日 21時
