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side M
昼の検温で病棟中を回る。
熱がある子もいればない子もいて、熱がある子には氷枕を用意してもらったり、医師に指示された解熱剤を投与したり...
そして最後は角部屋のAちゃんの病室。
翔さんが訪問してた。
「あれ？...あ、検温？」
「そうそう。Aちゃーん、お熱ないかなーってぴっぴさせてねー。」
枕元に置いてある体温計をとって、翔さんに補助を頼みながら脇に体温計を挟める。
聴診をはじめとした診察を嫌がるなら熱を測るのも苦手なAちゃん。
抵抗しようと身を捩ってる。
翔さんが落ち着かせようと胸元をとんとんってしている。
「大人しくお熱測れて偉いねー。」って褒めてあげてるし、さすがだよね。
暫くすると体温計が鳴って翔さんと一緒に確認する。
「36.5度。平熱だね。熱もないし...。よくできました。」
軽く頭を撫でてあげる。
で、それはいいんだけど...
「翔さん、その折り紙Aちゃんが折ったの？」
「ん？...ああこれ？俺が折った。」
久しぶりだから腕が鈍ったと思ったけどちゃんと折れたよーって笑ってる。
...ん？翔さんが折ったの？
かろうじて、ツル？っていうのはわかるけど...
「...これが、ツル...？」
ついぽろっとこぼれてしまった本音。
翔さん、不器用すぎるにもほどがあるよ。
「いや、その一言はさすがに傷つくわ。俺一生懸命折ったのに！！」
...そう言われましてもねー。
この人オペは器用にこなせるのにどうしてこういうのはまるで駄目なんだろうって思う。
料理も作れないし。
「Aちゃん、これツルなんだって。ツルに見えないよねー笑」
折り紙の本のツルが掲載されてるページを開いて手本と翔さんのを見比べてみせる。
少しの間見比べてみてから、もっかい「同じ？」って聞いてみると小さく首を横に振った。
「えー、Aちゃんまでひでぇよぉー...。」
肩がだんだん急斜面に...笑
Aちゃんのベッドに突っ伏していじけちゃった翔さん。
喜怒哀楽が肩で表現されるから面白いんだよね笑
なんて思ってた次の瞬間、ぽんぽんって優しい音がして見てみると、Aちゃんが翔さんの頭を優しく撫でていた。
いつもAちゃんが不安になったときとかにやってあげてるのを覚えてたのかな？
ん？って顔をあげた翔さんは、Aちゃんが自分を撫でてくれることに気付いて、すごく嬉しそうにしてる。
きっとAちゃんは心が優しい子なんだろうなーって思った。
こ み ゅ に け ー し ょ ん→←お り が み - 1
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羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさんこんばんは(.ﾟーﾟ)あら、もう1人同士がいてくださった嬉しい(´･∀･`)のんびりですがこれからもよろしくお願いします！ありがとうございました(｀･3･´) (2016年7月4日 23時) (
レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - もちふくさん» ありがとうございます(｀･3･´)内面が好きというのもあるんですが私自身が外面的なことを描くのが苦手というかちょっと書いてて、ん〜...ってなっちゃうんで(苦笑)共感してくれる仲間だいてよかった笑ありがとうございました(*'◇') (2016年6月24日 22時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
もちふく - わたしは今の感じが好きです！ちなみにわたしも内面派なので！！ (2016年6月24日 1時) (レス) id: c69f9f2e29 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» リクエストありがとうございますﾉﾉ ｀∀´ﾙ承りました！更新まで今しばらくお待ちくださいませ(.ﾟーﾟ) (2016年6月19日 20時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - くまさんさん» ありがとうございます〜(´･∀･`)更新は本当に遅いですが更新したときはまた是非来てくださいね〜(｀･3･´) (2016年5月14日 23時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽苡 | 作成日時：2016年5月7日 21時
