せ い し き ページ13
side M
お粥を戻したから替えのものを持ってきてくれって頼まれて相葉くんと2人でAちゃんの病室へと向かう。
メイキングはささっと終わらせて着替えるならついでに清拭もやっちゃおうと思って。
お湯の温度を調節して一応、翔さんにも確認してもらって。
断ってから手をとったんだけどやっぱり怖いみたいでびくびくしてる。
そんな気を紛らわすように「綺麗にしてもらっていいね〜」って翔さんが話しかけてくれる。
時々「熱くない？」とか「気持ちいい？」と俺も声を掛けながら清拭を済ませていく。
翔さんの声掛けのおかげで特に怖がることもなく清拭をさせてくれたAちゃん。
顔を拭くときにぬるめのものが顔に当たって気持ち悪かったのか少し愚図っちゃったけどそれくらいは許容範囲。
清拭自体を嫌がる子もいるからそれよりは全然マシ、というかむしろ可愛い方。
新しい病衣を用意して袖を通したりするときも「お袖通すよー」って声をかけてあげながら無事に終了。
「はい終わりー。」
ぽんぽんと怖がらせないように軽く頭を撫でる。
「すっきりしたね、よかったねAちゃん。」
片付けてると、ベッドの上に座って音を鳴らしながら指をしゃぶってあちらこちらを見回して少し落ち着きのないAちゃん。
...まぁ、そう簡単にはこの生活にはすぐ慣れないよなー。
「Aちゃん、何か飲む？」
さっき戻したって聞いたし水分補給とかさせた方がいいのかなって思って聞いてみる。
でも多分意味は通じてないと思うから翔さんと相談してナースステーションに連れて行った。
さっきぶりだねーって相葉くんに少し構ってもらって、俺は飲み物カードを取りに行く。
「Aちゃん、この中だったらどれがいい？」
「たくさんあるねー、Aちゃんの好きなものはあるかな？」
指をくわえたまま翔さんに抱っこされてるAちゃんにカードを見せて聞いてみる。
じーっとカードを見てたAちゃんだったけど、恐る恐る指さしたのはリンゴジュース。
「ん、ちょっと待ってて。」
ジュースを用意して、ストローをカップに刺して持っていく。
はいって渡しても受け取らないので代わりに翔さんが受け取ってくれた笑
「はい、リンゴジュースだよ。これでちゅーってしてごらん？」
ほらってストローを口元に近づけてる翔さん。
暫く見つめてたAちゃんだったけど、興味を持ってくれたみたいで、「んくんく」と喉を鳴らして飲んでくれた。
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羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさんこんばんは(.ﾟーﾟ)あら、もう1人同士がいてくださった嬉しい(´･∀･`)のんびりですがこれからもよろしくお願いします！ありがとうございました(｀･3･´) (2016年7月4日 23時) (
レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - もちふくさん» ありがとうございます(｀･3･´)内面が好きというのもあるんですが私自身が外面的なことを描くのが苦手というかちょっと書いてて、ん〜...ってなっちゃうんで(苦笑)共感してくれる仲間だいてよかった笑ありがとうございました(*'◇') (2016年6月24日 22時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
もちふく - わたしは今の感じが好きです！ちなみにわたしも内面派なので！！ (2016年6月24日 1時) (レス) id: c69f9f2e29 (このIDを非表示/違反報告)
羽苡(プロフ) - ゆりりんさん» リクエストありがとうございますﾉﾉ ｀∀´ﾙ承りました！更新まで今しばらくお待ちくださいませ(.ﾟーﾟ) (2016年6月19日 20時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - くまさんさん» ありがとうございます〜(´･∀･`)更新は本当に遅いですが更新したときはまた是非来てくださいね〜(｀･3･´) (2016年5月14日 23時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽苡 | 作成日時：2016年5月7日 21時
