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わからなくなったから。なんて、よくわかんない曖昧な回答なんて出来るわけない。
は?って顔されるだろうし...

<天気がよかったから、外に出たかった。>

あながち嘘でもない。
でも半分は嘘。

翔先生は、ふーんという顔をしたけど半分は疑ってるような顔つきだった。
さすが長年私の主治医をしてもらってるだけあって騙せない。

本当にそれだけ?って顔もしてるしね。

「ね、A、言いたいことあるなら全部言っていいよ。疲れちゃうでしょ?」

ドキリとした、あのノートに書いた文を見せていいのかわからなくて。
離れてほしくなくて、ブンブンと大きく首を横に振る。

「言えない?」

顔を覗き込まれる。もうどうにでもなればいい...。
私はもう限界。

湧き出てくる涙を我慢せずに流して、勢いよく翔先生にぎゅって抱き着いた。
どこにも行かないでって、ずっと傍にいてっていうように、強く強く。
最初は驚いてたけど、すぐに優しくぎゅって包むように抱きしめてくれた。
頭も撫でてくれた。

「解熱剤持ってきたけ...ど...」

「んふふ、可愛いなぁ。吹っ切れたみたいだねぇ〜」

解熱剤の点滴を持ってきた潤くんに、んふふと優しい眼差しで見てるおーちゃん先生。
そしてまた

「Aー!お腹すいたって聞いたからゼリーだよー!」

「相葉さん、うるさい。」

ってテンションアゲアゲな相葉ちゃんと和先生が入ってきた。
恐らくこれで全員集合したことになる。

もう大丈夫っていう意味で翔先生の胸から離れると、皆にノートを見せた。
ノートに書いた文字。


<はなれないでください。いい子でいるからわがままもいわないからあまえないからずっといてください、きらいにならないでください。>

黙って私の文字を見つめる先生方。
どう思われてるのか怖くて、俯いた。

「......っはぁはぁっ...はっ..」

また急に来た過呼吸。苦しくて胸を掴む。
どくんどくんと心臓の音だけがやけにうるさく聞こえる。

私の過呼吸を合図に、しんみりとしていた空気が一気に張り詰めた空気に変わった。

「酸素上げてー。」

「A、大丈夫だからねぇ〜。すぐ楽になるから。嫌かもしれないけどこれつけるよー。」

飛び交う翔先生の声。おーちゃん先生が背中をさすってくれて、私の嫌いな酸素マスクをつけた。
険しい顔で私の胸に聴診器を当ててる和先生。
でもそこまで悪くなってないみたいで安心した笑みを零して聴診器を離した。


一息ついた後、熱のせいで私はまた寝てしまった。

3→←注がれること-1



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あさ(プロフ) - 5人が忙しくて、主人公がストレスをためて、発作をおのすが、見たいです。 (2017年11月28日 18時) (レス) id: f3fc70be44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 憂依さん» ありがとうございます!よろしくお願いしますm(*_ _)m (2016年4月6日 8時) (レス) id: d375406796 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - 優さん» リクエストありがとうございますノノ `∀´ル承りました。更新までしばらくお待ちくださいませ(`・3・´) (2016年4月6日 5時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 憂依さん» 全然大丈夫です!(´˘`*)リクの内容なのですが、主人公ちゃんがストレスを溜めすぎて自傷をしてしまい先生達が支えるみたいなお話が見たいです! (2016年4月5日 0時) (レス) id: d375406796 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - 数分で返してきた怖いなんて思わせたらごめんなさいorzたまたまなんで。リクエストは受け付けてますよ〜。設定にもある通り、誰がどのようにというのをできるだけ詳しく(アバウトな場合はこちらで決めさせてもらいます)書いていただければ!お待ちしてます(*'◇') (2016年4月4日 0時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羽苡 | 作成日時:2016年2月12日 22時

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