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「Aちゃん、ちょっとだけもしもしね。」

そう言うと首からかけている聴診器に手にかける翔先生。
布団をまくられて「Aちゃん、お洋服ごめんねぇ」と私の服をまくる相葉ちゃん。

診察には嫌な過去がある。
まだお母さんが私に興味がないにしてもちゃんと見てくれたとき。
病弱体質ですぐに風邪を引く私は病院のお世話になっていた。案の定いつも通りというように風邪を引いた私をお母さんは病院に連れていった。でもその時に行った病院はかかりつけの病院ではなくて少し離れたところにある古い病院だった。
そこの医師の診察はとても乱暴で雑で点滴の針を入れるための注射も下手で何度もやり直しになった。それから私は医者を拒むようになった。

恐らく当時の私はそれを思い出して恐怖の渦に飲まれていたのだろう。

「Aちゃん、大丈夫だよー。Aちゃんの身体さんにバイキンマンはいないかなーってみるだけだからね。」
そう言って私の頭を撫でてくれる相葉ちゃんだけどそんなの当時の私に通じるわけなくて...

声を出して泣けないから身を捩って抵抗する。

潤くんにも押さえられたけど、そのとき、ふとおーちゃん先生が何かに気付いたように「しょーくん1回すとっぷ」と診察を中断させた。
当然、翔先生をはじめとした4人は頭に?マークを浮かべてる。

「Aちゃん、あーってお声出せる?」

ふにゃんと笑うおーちゃん先生。

「.....けほっ.」

あーと口をあけて声を出そうとするも出せなくてずっとやっていたら咳き込んでしまった。

潤くんが背を摩ってくれる。

「大野さん、まさかこの子。」

「うん。声、出せないかもしれないね。」

あとでこんな会話していたらしい。
そのどさくさに紛れて聴診をしてる翔先生。

少し険しい顔をしている。

でも終わると「よく頑張りました」って優しく微笑んで頭を撫でてくれた。

「松潤と相葉くんはAちゃんの傍についててくれる?智くんとニノちょっとこっちきて。」

翔先生は2人を連れて奥の部屋へと入っていった。
その時の会話で、私が喘息と心疾患を患っていたことを知る。

でも私は疲れていたのと眠たさでうとうとしていた。

「眠かったら寝てていいよ、ゆっくりお休みね〜」
って相葉ちゃんに頭を撫でてもらってそのまま寝ちゃってた。
起きた時にはもう普通の病室にいて、その日はエコーやら心電図やら採血やらで暴れてすごく肉体的にも精神的にも疲れてたのは覚えてる。

この日から闘病生活が始まったんだ。

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あさ(プロフ) - 5人が忙しくて、主人公がストレスをためて、発作をおのすが、見たいです。 (2017年11月28日 18時) (レス) id: f3fc70be44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 憂依さん» ありがとうございます!よろしくお願いしますm(*_ _)m (2016年4月6日 8時) (レス) id: d375406796 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - 優さん» リクエストありがとうございますノノ `∀´ル承りました。更新までしばらくお待ちくださいませ(`・3・´) (2016年4月6日 5時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 憂依さん» 全然大丈夫です!(´˘`*)リクの内容なのですが、主人公ちゃんがストレスを溜めすぎて自傷をしてしまい先生達が支えるみたいなお話が見たいです! (2016年4月5日 0時) (レス) id: d375406796 (このIDを非表示/違反報告)
憂依(プロフ) - 数分で返してきた怖いなんて思わせたらごめんなさいorzたまたまなんで。リクエストは受け付けてますよ〜。設定にもある通り、誰がどのようにというのをできるだけ詳しく(アバウトな場合はこちらで決めさせてもらいます)書いていただければ!お待ちしてます(*'◇') (2016年4月4日 0時) (レス) id: a10bf46b60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羽苡 | 作成日時:2016年2月12日 22時

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