[東方Project/短編集]風に捧げた恋歌よ[射命丸文×魂魄妖夢]

参照:2019/08/16の私のツイート ページ16

「あーおちゃん！」
妖夢とはまた違う言葉の色に、思わず胸が高鳴ってしまう。ああ、ああ。あおちゃんは可愛い。こんなにも可愛い。妖夢を上手く射たあだ名だと思う。何色にも染まる青空のその透き通った蒼……！よく思いついたものだ！早苗……なーちゃんを尊敬する！

というのも、このようなあだ名は早苗が思いついたものだからだ。正直萃香さんにまでそーちゃんというあだ名を付けるとは思わずたじろいでしまったものだが、萃香さんは『気兼ねなくそーちゃんと呼んでね』と乗り気なので無礼講な感じがしてとても素晴らしいと思う。粗暴のそ……おっといけない。因みに私のあだ名はふーちゃんである。意外性はないが、まあそんなものだと思う。

そんな訳で私は早苗のおかげで妖夢をあおちゃんと呼ぶことができるようになったのだ！あおちゃんと呼ぶたびに恥じらう彼女がとても可愛い！はーちゃんやむーちゃんの反応とは違う初々しさだ！キュート！
「あおちゃんこっち向いてー」
恥ずかしがってそっぽを向くのもベリーグッド！はあはあ、可愛い可愛い……
「や、やめて……」
そんな風に拒否をする様も愛らしいわよあおちゃん。さあさあ！もっとたまらない程愛しいその表情を見せて！
「やめて、ふーちゃん……」
……不覚。
突然のあだ名呼びににやけが止まらない。それどころか嬉しさで脳が焼き切れてしまいそうだ。あかん可愛い。語彙が消滅する。なーちゃんごめんなさい、意外性がないなんて言って……いやこれは駄目だ。甘美な響きすぎる。
「え、ふーちゃん……？」
心配そうな眼差しを向けてくるあおちゃん……畳み掛けるようにあだ名呼び！……ああ……

我が生涯に一片の悔いなし！

「ふーちゃぁああああん！！！！」

She is my wife.(1/2)→←それが真実だと知ってただただ笑っていた

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