大人びた、いや冷めていた

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2人でまた保健室に戻ると









そこにいたのは










玉森先生と宮田先生












そして、阿部ちゃんだけだった













阿部ちゃんのクラスは












舞台劇をやっていて











阿部ちゃんは裏方なので、当日は何もやることが無かったらしい












佐「阿部ちゃん！！文化祭でも勉強？！」













そう、彼は文化祭でも勉強をしていて














阿「暇だし、保健室いい静かさで捗ったわ」















なんて言ってる阿部ちゃんは本当に真面目














そんな風に感心していると















阿「それより、2人とも」















阿「随分と仲良さそうだけど、何してたの？？」













そう言いながら阿部ちゃんが見ているのは














私と繋がれたままの佐久間の手を見ているわけで















急いで離そうとすると















強い力で握られる













佐「へっ！阿部ちゃんにはまだ早いかもな！！」















阿「お前、埋めるぞ」















佐「青春ってやつよ！」













青春












そんなもの私にはないと思っていたのに













そんなことを考えている間も














佐久間と手は繋がれたままで













阿「A、顔真っ赤笑」













そう言われ














佐久間の方を見ると













佐「にゃははー！真っ赤だね笑」














佐「でも。そんなAも可愛いから良し！」














阿部先生！！












佐久間が甘すぎるのですが！













助けてという感情を溢れさせて阿部ちゃんの方を見ると















阿「ほら、沸騰して倒れちゃうから離してあげな笑」














佐「ちぇー！笑」












やっと離れたのに












ドキドキは全く止まらなかった















玉「青春だー、」














宮「いいねー。若いねー笑」














そんな声が聞こえたので













1回睨んでおいた

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