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ゆるりと意識が浮上する。こうなっては寝続けられないと知っているリグファルは、それに従って目を覚ます。
辺りはすっかり夕刻の色に染まっていた。時期的に考えても食堂が閉まる時間ではないだろうが、急がないと好んでいるセットが無くなるかもしれない。
ふと目線を下ろせば、奥部にある洞窟から出てきたのだろうか、キバゴやオノンドが周りで寝息を立てていた。そのうちの1体はリグファルの腹に乗っている。道理でやけに重いと思った訳だ。
よいしょ、と腹の上のキバゴを下ろし、立ち上がって服に付いた砂や草を払い落とす。フライゴンが片瞼を開ける。
「そろそろ帰ろう、アーダ。寝起きに悪いけど、背中に乗せてくれるかい？」
フライゴンは声高々に鳴いて、緩慢な動作で身を起こした。その背に跨り、落とされないように両脚を彼の腹に回す。
リグファルが乗ったのを確認して、フライゴンはその翼を羽ばたかせる。ぶわりと周囲に砂埃を巻き上げて浮かび上がった躰は、そのまま高度を上げて木々の高さを超えた。
寮に向けて飛ぶ最中聞こえてくるのは、ソプラノの歌声。フライゴンが砂漠の精霊と呼ばれる所以である羽音である。
リグファルはその音がお気に入りだった。愛すべき
フライゴンも己の羽音が好きだった。苦しかった時に救ってくれた主人が、嬉々としてその音を強請ってくれるから。
1人の男を乗せた1体の竜は、緋色の空を悠々と飛び去った。
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アカツキ(プロフ) - ブバルディアさん» はい、大丈夫ですよ。しかし、僕は学生ですので、17時頃までは返信が出来なくなりますので、ご了承頂ければ。 (2020年9月15日 7時) (
レス) id: 35e0420a1f (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - はい。もしもよければボードにお伺いしてからでもよろしいでしょうか？長くなりそうですので…… (2020年9月15日 7時) (レス) id: fb353fd18f (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - ブバルディアさん» ご希望ありがとうございます。ブルーナさんのCSを拝見させて頂きましたが、勤勉で努力家なブルーナさんとサボり魔で問題児のリグファルとでは、出来る関係性に限りがあると思いました。ブバルディアさんのお考えを聞いてから受け入れるか否か決定しても良いでしょうか？ (2020年9月14日 23時) (レス) id: 35e0420a1f (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - こんばんは。もしよければ、リグファル君とうちの子で関係を組ませていただきたいです。どうでしょうか？ (2020年9月14日 22時) (レス) id: fb353fd18f (このIDを非表示/違反報告)
シルヴァディ(プロフ) - アカツキさん» 大丈夫です。時間がある時に来てください (2020年9月14日 21時) (レス) id: 5c591c0540 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカツキ | 作成日時：2020年9月13日 22時
