検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,277 hit

02: とりあえず、よろしく ページ2

「いやいやいや、ちょっとどういう事か説明して!?」


直後に帰宅してきた母に、おそ松達は説明を求めた。


「この子は養子にしたAちゃんよ。黙っててごめんね」

「いや、ごめんねで済む事じゃないでしょ!!何、養子って!!」


突然の事態に、状況が把握しきれない。


「母さんと父さん、どうしても女の子が欲しかったのよ。だから」

「いや、それだけ!?」

「今後ともよろしくお願いします、兄さん」

「いや待って、いきなり兄さんって言われても…」


焦るおそ松達に構わず、母は部屋を出ていった。


「あ、そうだ。言っておくけど、Aちゃんに妙な事したら、家から出てってもらうからね」

(恐っ!!)


部屋に残された六つ子とAは、暫し黙り込んでいた。


「あの、とりあえずお名前を教えてもらえますか?」

「あ、えっと、おそ松だよ」

「フッ、カラ松だ…」

「ち、ちちち、チョロ松です…よ、よろしく」

「…一松」

「はいはーい!!十四松でっす!!」

「トド松だよ、よろしくねっ」


それぞれ、自己紹介をするおそ松達。


「兄弟で敬語というのも変ですし、これからはタメ口にしましょうよ」

「た、タメ口…!?い、いきなりだな…」


いつもは女子に対してパーソナルスペースが無いおそ松も、さすがに躊躇った。
まだ出会って間もない女子をタメ口…しかも兄弟になるなんて―――。


(ハードル高過ぎだろ!!)



「じ、じゃあ…よろしくな、A!!」

「うん、よろしく!!」


Aの天使のような笑顔に、六つ子達はハートを射抜かれた。

そして、これが『あの事件』の始まりとなるのだった―――。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←01: 妹が来た!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.3/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ワルねこ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年10月20日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。