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16: 猫耳の狩人 ページ16

「え、今の私がやったの…?」


ひえ〜っ…、自分で自分が怖くなる。

今のワザ、下手したら武舞台全部吹っ飛ばしそう…。


「ふーん、やるじゃねえか」


急に響いた声に振り返ると、見覚えの無い人物がいた。

見た目は第9宇宙の戦士、ホップと似ているけど、その人物は男だった。


「誰?第9宇宙の戦士?」

「ああ、俺の名は『斬撃のアルコル』。第9宇宙の支柱…切り札みてえなもんだな」


「自分で言うんだ?」そう思ったけど、口には出さなかった。

アルコルは鋭くて長い爪をぎらつかせて、私を見た。


「ベルガモ達を落とすなんて、女にしちゃやるじゃねえか…だが、俺には敵わないぜ?」

「そ、それはどうかな?というか、君私より年下じゃん。何でこの大会に出てんの」

「そりゃ、自分の宇宙の危機に、黙ってられるワケねえからだろ」

(見た目に似合わず、意外と真面目なんだな…)


ちょっと余裕かまして考えてたら、いきなりアルコルが飛び掛かってきた。

擦れ擦れで攻撃をかわすけど、その素早い攻撃に体が追い付かなくなってくる。


「おらおら、どうした!!本気出しやがれ!!」

「いや、本気出したらきっと君だけじゃなく、味方まで殺しちゃうって!!」

「てめえ、俺のなめるのもいい加減にしろよ…食うぞ!!」

「ひい〜っ!!この子怖い!!」


必死に攻撃を避けていた時だ。


「いけませんねえ。女性に乱暴するなんて感心しませんよ」


そこに現れたのは―――。



「ふ、フリーザ様あ〜っ!!」

「大丈夫ですか?Aさん」


思わずフリーザ様にしがみ付くと、頭を撫でられた。
こんな状況でも、冷静でいる。さすがフリーザ様。


「何だ、てめえは?」

「初めまして、私はフリーザという者です。あなた、なかなかお強いようですね。
是非私とも手合わせ願いたいです」

「ケッ…余裕かましてくれるじゃねえか。後悔してもしらねえぞ」

「ホホホ…気が強いですね。ところで、ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか?」


フリーザ様は私を少し遠ざけると、アルコルと向き合った。


「あなたはこの大会に優勝したら、どうするおつもりなのですか?」


フリーザ様の言葉に、アルコルは少し呆然としていたけど、すぐに目を細めた。


「…俺の願い…」


すると、アルコルはフリーザ様に飛び掛かりながら言った。



「そんなの、俺らの宇宙の為に決まってるだろうが!!」

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ショコラ - 続きが見たいです!最高です!頑張ってください! (2019年3月25日 16時) (レス) id: 42e634d4fe (このIDを非表示/違反報告)
ラム - この小説、数え切れないほど見てるけど飽きないなう。 (2018年7月29日 1時) (レス) id: fc46052f13 (このIDを非表示/違反報告)
ふが猫 - 続き、楽しみにしていマス!頑張って下さい^ ^ (2018年1月11日 19時) (レス) id: 28390f522d (このIDを非表示/違反報告)
蒼生隻(プロフ) - すごくキュンキュンしました!更新待ってます! (2017年12月25日 21時) (レス) id: 9ab991b36a (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - 面白かったです!これを読んでから、フリーザが好きになりました!応援してます!更新、待ってます! (2017年12月10日 20時) (レス) id: 3f49c62afd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ワルねこ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月26日 14時

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