１３： 大会が始まる ページ13
私が皆の所に戻ると、既に全宇宙の戦士達が集まっていた。
(うぅ…めちゃくちゃ緊張してきたよ…)
というか、殺気が凄すぎて怖いんですけど。
もう帰りたい…。
「嗚呼、実に心地良い殺気です。このチリチリした感じ…素晴らしい」
私の横で、フリーザ様が怪しげな笑みを浮かべていた。
凄いな、フリーザ様…。
この状況に憶するどころか、楽しんでる。
私には到底、真似出来ないなぁ…。
「怖いですか？Aさん」
「ふぇっ！！」
突然声を掛けられて、変な声が出てしまった。
「震えていますよ」―――フリーザ様はそう言いながら、私の頬を撫でた。
途端に、私は顔中が熱くなった。
「ふ、フリーザ様…！！ここではやめましょうよ…」
「何がです？」
「だ、だって…こんな大勢の前でこんな事…恥ずかしいですよ」
私がもじもじしてると、フリーザ様はますます楽しそうに笑った。
そして、顔を伏せている私の耳に、息が吹き掛けられた。
「こんな事というのは…これですか？」
次の瞬間、フリーザ様は私の顎を持ち上げて、素早く唇を奪った。
それはまるで、全宇宙の戦士…そして神々に見せ付けるようなやり方。
唇が離れた瞬間、私は思わずその場に倒れ込んだ。
その様子を見て、フリーザ様は愉快そうに笑い声をあげた。
「あらあら、大会が始まる前から、だらしないですねぇ…ホホホ」
(は、恥ずかしくて死にそう…)
私は恐る恐る、周りを見渡した。
悟空達はさることながら、周りにいた戦士達も目を丸くして、呆然としていた。
観客席を見上げると、他の宇宙の神様達が呆れた様子で首を振っていた。
「この状況で、よくあのような行為が出来るな」
「第７宇宙は、こうもレベルが低いのか」
などという声まで聞こえてきた。
あぁ、穴があったら入りたい…。というかこの場から消えたい。
(もう！！恨みますよ、フリーザ様！！)
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ショコラ - 続きが見たいです！最高です！頑張ってください！ (2019年3月25日 16時) (
レス) id: 42e634d4fe (このIDを非表示/違反報告)
ラム - この小説、数え切れないほど見てるけど飽きないなう。 (2018年7月29日 1時) (レス) id: fc46052f13 (このIDを非表示/違反報告)
ふが猫 - 続き、楽しみにしていマス！頑張って下さい^ ^ (2018年1月11日 19時) (レス) id: 28390f522d (このIDを非表示/違反報告)
蒼生隻(プロフ) - すごくキュンキュンしました！更新待ってます！ (2017年12月25日 21時) (レス) id: 9ab991b36a (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - 面白かったです！これを読んでから、フリーザが好きになりました！応援してます！更新、待ってます！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: 3f49c62afd (このIDを非表示/違反報告)
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