【ヒロアカ】ドラゴンな女子高生 3 (ページ30)

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第115話第一試合ページ30

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第一試合が始まった。
緑谷君達チームのメンバーと一緒に、試合を観戦する。

『心操君の個性、″洗脳″だっけ？』

「うん、会話をしただけで発動する、すごい個性だ」

「デクくん体育祭で戦ってたよね」

″洗脳″は確かに強い。
ただA組もB組のメンバーもそれを知っている。
ネタが割れてる以上、簡単には掛からないだろう。

だが、試合展開が進むにつれ、
その問題点は解決された事が分かった。

「あのマスク…！」

緑谷君が呟く。
画面に写った心操君の顔に、黒い機械が装着されていた。変声機だ。

『あれで声を変えれるのか』

なら、このチーム戦と複雑な地形のステージではそれが活きる。勿論、活かすか殺すかは心操君自身とチームメンバー次第になるが。

(俄然、戦うのが楽しみになってきたな)

その後、宍田の猛攻によって切島、口田が捕獲。
一方で、蛙水は円場を捕らえることに成功した。

状況は仕切り直され、残ったA組3人はB組の元に向かっていた。

「蛙水氏が3人向かってきてる！」

その言葉に、B組だけでなくA組のメンバーも首を傾げた。

(宍田君は鼻がきく、梅雨ちゃんの匂いをつけているのか…？)

「緑谷…アレだよな」

「うん…！アレだ…！」

コソッと話す方に振り向くと、緑谷君と峰田君が頷き合っていた。
どうやら梅雨ちゃんは毒性の粘液を出せるらしく、それを上鳴君と心操君に塗って匂いを上書きしてるらしい。

そして試合は終盤に。

上鳴が塩崎の蔓に覆われるも、心操の″洗脳″を受ける。それによって、宍田と凛の連携を断たれ、蛙水が凛に攻撃を仕掛けた。

場面は変わり、宍田と心操へ。
捕縛布によるパイプの攻撃を受けた宍田だったが、すぐに立ち直る。心操に迫った宍田だが＿＿＿

「避けろォオ黙示録ゥ！！」

心操の″洗脳″の声だと勘違いした彼は、凛との頭打ちで気絶した。

「ごめんなさいね」

こうして、上鳴と蛙水の機転によって心操が活かされ、A組＋心操の勝利となった。

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