【ヒロアカ】ドラゴンな女子高生 3 (ページ12)

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第102話後片付けページ12

ギャングオルカから終了の合図を受け、
小学生達と遊んだ氷の滑り台を壊す。

「俺を後片付けに使うたァなァ…！！いいぜ…跡形もなく消し飛ばしてやる！！！」

『手伝おうか？』

完全体を解除したAが爆豪に話しかける。

「あ？やれんのかよてめェによォ…！」

『顎クイクイしない、…もちろん』

鱗で覆った拳で氷に打撃を入れる。
ヒビが入って塊がガラガラと崩れていく。

「ハッ！俺の方ができるわ！！」

敵っぽい顔で笑うと爆豪は氷山に突っ込んでいった。
それから2人は競うように破壊していき、巨大な遊具はあっという間になくなった。

「「「ありがとうございましたアァァ！！」」」

小学生らしい高音が館内を包む。

「またな」

『…轟君達がこの子達の相手してる所見たかったな』

「そうか？」

2人で手を振りながら、並んで見送る。
すると、顎に手をあてて考えるような仕草をした轟。

「………まぼろきくん？」

『………え？』

突然呟いたと思ったら、Aには意味の分からない言葉が出てきて、両者とも頭に？マークが浮かんだ。
…なんともいえない雰囲気だった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

書類訂正も講習も無事終わり、着替えて外に出る。

「つか爆豪って黙ってればソコソコ良さ気？黙ってみて＿＿＿」

「黙ってろ」

『顔は整ってると思います』

「てめェも黙ってろ！」

フォローを入れたはずなのになぜかキレられる。
そんな会話をしつつ建物から出ると、オールマイト達と肉倉さん達がいた。

先生達が話していたのは、敵連合の話。
ケミィさんとトガヒミコが入れ替わっていた事実。
これらから雄英と士傑で連携する提案が出たらしい。

(…敵連合か)

私にとっても決して関係のない話じゃない。
奴らが捕まらない限り、安心はできない。

そんな事を考えていると、
奥で轟君とエンデヴァーが対面していた。
が、殴られたような音が聞こえた時、鼻や口から血が出た夜嵐君が向かっていったのが見えた。

「エンデヴァーーー！！！俺応援してるっス」

こちら側に向けられたエンデヴァーの目は以前とは全く違っていた。

帰路に着く私達。
上空の雲は綺麗に赤く色付いていた。