第37話 体育祭後 ページ40
その後＿＿
表彰式が終わるまで、私の意識は戻らなかった。原因は体力消耗…リカバリーガールでは治癒出来なかったのだ。
起きてすぐオールマイトから2位のメダルとコメントを頂いた。そして、偶然百に会ってその日は一緒に帰った。
その時百から聞いた話だが……
私が倒れた後、爆豪が殴りかかろうとしていたらしい。それはミッドナイトの個性で収まったが……
表彰式には、「こんな1位は認めない」と暴れまくっていたそうだ。
(ちょっと悪い事をしてしまったかな)
寝る準備をしながら考える。
彼にとっては不服だったかもしれないが、これで良かったと私は思う。来年だってある。それまでにやるべき事はたくさんある。
爆豪もあの性格なら気にしていないはずだ。
そう結論づけて気持ちを切り替え、床に就く。
＿＿＿波乱の体育祭が、幕を閉じた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
翌日＿＿＿
『……轟君？』
「龍堂」
検査のために病院に行くと、偶然轟に出会った。
近くのベンチに座る。
「そうか、昨日の…」
『ああ、″脱鱗″が起きた時は検査に行くようにしているんだ。轟君はどうしてここへ？』
「……ここに母が入院していて、さっき会ってきた」
その言葉を聞いて、Aはズイッと顔を近づけた。
「！」
『どうりで顔付きが違うのか。久しぶりだったんだろう？』
「…小さい時から会ってなかった。……なんでそんなに詳しいんだ？」
轟は不思議そうに見つめる。
頬をかきながら、Aはバツが悪そうな顔をした。
『…実は君と緑谷君の話を聞いてしまったんだ。
すまない……』
あの時か、と自分の過去を緑谷に話した事を思い出す轟。
「別に気にしていない」
『そうか……』
沈黙が流れる。
しかしそれは、緊張のない穏やかなものだった。
轟はふと、頭に湧いた疑問を口にする。
「あの時、″溶かすような暖かさ″と言ってたな。そういうのって分かるのか？」
『あれは…言葉の綾のつもりだったんだが……同じ炎使いだからな。そう感じたんだ。』
苦笑いをしながら答えるA。
＿＿＿＿君の！力じゃないか！！
二人の言葉には共通点があった。
俺は親父とは違うと……
「緑谷にも同じような事を言われた。龍堂にも緑谷にも…俺は……」
『私は何もしていないよ。緑谷君に感化されただけだ』
「それは違う。……緑谷と戦った後、俺は自分がどうしたらいいか分からなくなってた。」
続きます
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蒼鈴蘭(プロフ) - ゆともすさん» コメントありがとうございます！！かわいいよりかっこいいを目指してます(笑)なかなか忙しくて更新するのが大変ですが、がんばります！！ (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 61752baa50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公めっちゃカッコイイです！(´∀`) 続き待ってますー！頑張ってください(*^^*) (2018年8月28日 4時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 桜瀧さん» ありがとうございます！！楽しみにしていてください！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: bbd138654f (このIDを非表示/違反報告)
桜瀧(プロフ) - ドラゴンの個性、めっちゃ好きです！！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月28日 18時) (レス) id: 83b4a1d791 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - アロマさん» コメントありがとうございます！これからも個性をどんどん使っていくので、楽しみにしていてください！ (2018年3月12日 20時) (レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2018年3月4日 22時
