第35話 決勝戦 ページ37
「さァいよいよラスト！！雄英1年の頂点がここで決まる！！決勝戦 龍堂vs爆豪！！今！スタート！！！」
最初に攻めたのは爆豪。
「オラぁ！！」
右の大振りで爆発しようとする…………が
「あ？」
『君の個性″爆破″は掌の汗によるものだ。だから流させてもらったよ』
起こったのは小さな爆発。
爆豪の手は何かで濡れていた。
「っだこれ」
『ただの水だよ』
Aの右手全体が水に覆われている。
「チッ」
服で濡れた手を拭く。
今度は両手で直線上に爆破させるが、これも……
『無駄だよ』
手を濡らされる事はなかったが、
水のバリアの様なものに防がれる。
そのようにして、何度も何度も爆破を繰り返すが一向に当たらない。
むしろ爆豪はだんだん調子を上げてきている。
「爆豪くんの個性が全然効いてないなんて……やっぱりすごい！」
「でも龍堂さんは爆破を防ぐだけで攻撃してない。なんでだろう…？」
麗日が驚いている間、緑谷は顎に手をあてて考える。
「ナメ……ってんのか！！」
痺れを切らした爆豪は水のバリアに手を突っ込んだ。
『！』
バリアを突き抜け、Aの目の前まで届く。
BOOOM
「ようやくかましたあ！！でも女の子の顔に当てるのはNGだぞ！！優勝者決定か！？」
煙が晴れる。
「……は？」
『やはり…っ……抑えられなかったか』
爆破を防いだ腕から何かが剥がれている。
脱鱗を抑えるのに精一杯で、いつの間にか攻撃に転じられなくなっていたA。
『すまん…少し離れててくれないか』
「…何言ってんだてめぇ」
爆豪は思わず動きを止める。その瞬間……
バサッ
屈んだAの背中から翼が現れる。
しかしその翼は鱗が剥がれてボロボロだった。
「なんだなんだぁ！！？」
「『
「どういう事だよイレイザー！！」
「蛇が脱皮をするように、龍堂の個性『ドラゴン』にも同じ現象が起こるらしい。まあドラゴンなんて実在しないから分からねぇが……」
相澤とマイクが話している間に、
Aの翼が蒼々と輝き始める。
次第に光量は増え、眩しいほどの輝きとなる。
輝きはドームを覆い、やがて消えていった……
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蒼鈴蘭(プロフ) - ゆともすさん» コメントありがとうございます！！かわいいよりかっこいいを目指してます(笑)なかなか忙しくて更新するのが大変ですが、がんばります！！ (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 61752baa50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公めっちゃカッコイイです！(´∀`) 続き待ってますー！頑張ってください(*^^*) (2018年8月28日 4時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 桜瀧さん» ありがとうございます！！楽しみにしていてください！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: bbd138654f (このIDを非表示/違反報告)
桜瀧(プロフ) - ドラゴンの個性、めっちゃ好きです！！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月28日 18時) (レス) id: 83b4a1d791 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - アロマさん» コメントありがとうございます！これからも個性をどんどん使っていくので、楽しみにしていてください！ (2018年3月12日 20時) (レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2018年3月4日 22時
