第20話 互角 ページ22
「……生徒を守るのは当然。ですが力が及ばなかったのは事実です」
「あはは…ブレないなぁ相澤くん」
相澤先生の表情は見えない。
だけど悔しがっているように僕は思えた。
「それで、その肋骨の怪我は？」
『それは緑谷君の方が詳しいと思います』
「ぼ、僕の説明で良ければ…」
さっさと話せと言う相澤先生に促され、その時龍堂さんに起こった変化を必死に説明し始めた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「互角、か……」
「僕には、そう見えました」
「スピードとパワーだけですがね。……龍堂、それは『暴走時のみ』なのか？」
『はい。私とドラゴンでは使える力量が限られています。しかしドラゴンの力を使うほど、理性を保つのは難しくなる。血を見るなど、脳に強いショックを受けても同じです。私はそう考えています』
『血を見る』だけなのは違うかもしれないが…
今自分にも分からない事を話しても意味がない。
「お前の個性が相当ピンキーなのは理解した。だがいつまでもこのままではいられない。……それは分かっているな？」
『はい』
相澤先生は名簿のようなものにサラサラと書くと、立ち上がった。
緑谷君もなんかノートのようなものに走り書きしてるし…
「俺は行く。次の授業に遅れるなよ」
先生はそう言って、仮眠室を出て行った。
『……』
「龍堂少女！」
『おわっ…何ですかオールマイト』
「私の正体の件なんだが…」
『あ、はい。緑谷君は……』
まだ書いてた。ブツブツ言ってるし……
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(まぁ、オールマイトだって『人』だ。あんな傷を負ってたら活動限界だってくるか……)
仮眠室を出て、1-Aの教室へ向かう。
この事は緑谷君、雄英のヒーローと一部しか知らないらしい。
他言はしないでと念を押された。
正直、私にはどうでもいい。
でも約束されたから、言うつもりも更々無い。
次は体育祭。
優勝するつもりはないが、手を抜こうとも思わない。
前世の私を苦しめた、地獄にいるであろう恐竜達に、目に物見せてやる。
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こんにちは、蒼鈴蘭です。
いつも『ドラゴンな女子高生』を読んでくださり、ありがとうございます。
最近語彙力の無さと設定に苦しめられていますが(笑)、体育祭書くの楽しみです！
これから主人公がどう変わっていくのか、注目してくれると嬉しいです！
不定期更新ながらも頑張ります！
応援よろしくお願いします。
『紹介』少し訂正します。
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蒼鈴蘭(プロフ) - ゆともすさん» コメントありがとうございます！！かわいいよりかっこいいを目指してます(笑)なかなか忙しくて更新するのが大変ですが、がんばります！！ (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 61752baa50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公めっちゃカッコイイです！(´∀`) 続き待ってますー！頑張ってください(*^^*) (2018年8月28日 4時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 桜瀧さん» ありがとうございます！！楽しみにしていてください！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: bbd138654f (このIDを非表示/違反報告)
桜瀧(プロフ) - ドラゴンの個性、めっちゃ好きです！！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月28日 18時) (レス) id: 83b4a1d791 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - アロマさん» コメントありがとうございます！これからも個性をどんどん使っていくので、楽しみにしていてください！ (2018年3月12日 20時) (レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2018年3月4日 22時
