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白薔薇の蕾 ページ1
僕の歳は、やっと10になった。弟の歳は、まだ8。
突然やって来たぼくたちのフィアンセは、可愛らしくて、白いドレスがよく似合ってた。
ぼくたちはすぐに仲良くなって、宮廷の庭で走り回ってた。
「Aちゃん！」
庭の花畑にいる彼女に、二人で白い花の指輪をプレゼントした。
「どうしたの？」
「あのね、ぼく、Aちゃんが大好きだよ。絶対、ぜーったい幸せにするから、大きくなったら、ぼくだけのお姫様になってね」
「ちょっと兄さん！いっしょに言うって言ったのに〜…Aちゃん、ぼくはAちゃんにお姫様みたいな綺麗なドレスあげるからね、いっぱい幸せにするから、ぼくのお嫁さんになってね」
そしたら君は、ふたりの指輪を取って、嬉しそうに笑った。
「ありがとう！私ね、ふたりとも大好きだよ。ふたりとも、王子様みたいにかっこいいもん！」
自分で作った花冠と、ぼくらで作った指輪をつけた君は何よりも美しい宝物だった。
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歌波 - え、何々。この話、ドストライクですわ。 (2020年4月26日 17時) (
レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇@crew | 作成日時：2019年12月27日 21時
