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ユ「着替えたよ〜母さん」
母「あら、そんな恰好でいいの？」
ユ「いいよ、別に。
ど〜せ魔王倒しの旅に
オシャレなんて必要ないし…」
母「ユキがいいならいいけれど…。
じゃあ、行きましょうか」
ユ「うん」
母さんが席を立って
ドアノブに手を掛ける。
すると、
ふとこちらへ振り返った。
なんだと思い
キョトンとしていると…
母「お母さんったら、
すっかり忘れるところだったわ。
ユキ、お誕生日おめでとう。
気を付けてね。いってらっしゃい！」
ﾁｭ…
母さんはあたしのおでこに
キスをしてくれた。
泣きそうになってしまうけど
ここはグッと堪えて
ユ「…ありがとう、母さん！
いってきますっ！」
そう元気よく
母さんに手を振って
あたしは家を飛び出した。
＿＿＿
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/
作成日時：2024年3月7日 12時
