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リ「…全く！酷い目に遭った！」
ル「ごめんねリオンく〜ん…
石、頭にぶつけちゃって…」
リ「全く…気を付けてくださいよ？」
ル「ほ〜い♪」
ユ「本当にわかってるのかな…;;」
フ「でも、運がよかったですね。
リオンは瀕死程度で済みましたし、
彼が倒れてからすぐに
この宿を見つけられて…」
ル「宿のおじさんが
心配して泊めてくれたんだよね〜♪」
ユ「本当に助かったよ…。
助けてくれてありがとう、おじさん！」
「いえいえ、とんでもない！
こちらも久しぶりにお客さんが来て
嬉しい限りです」
リ「ところでオッサン。
この塔に盗賊の鍵のジジイがいるというのは
本当か？」
ユ「ちょっと、リオン！;;」
「えぇ、いますとも！
この塔の最上階の
小さなお部屋に住んでおられます。
なんでも勇者様が来たら
盗賊の鍵を渡すとかなんとか…」
フ「確かに、いつまでも盗賊の鍵が
あの盗賊バコタの手にあったら…
私たちの手に渡ることも
ないでしょうからね…」
リ「そうか、ユキに鍵を渡すためだけに…」
ユ「ありがとうおじさん！
あたしたち行くよ！」
「左様ですか…
ではお気をつけて。
是非、またいらしてくださいね」
リ「こんな塔の中…
二度も来ることはないだろうがな」
ユ「もうリオンったら…！;;」
相変わらず口が悪いんだから…;;;
フ「…また来ますね、おじさま」
ル「おじさんまったね〜^^♪」
それでもフィオレとルーンは
最後までおじさんに手を振っていた。
二人ともいい人だなぁ…。
＿＿＿＿
続く
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/
作成日時：2024年3月7日 12時
