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続・女、自身について話す ページ13

「死んだ人の事を何時までも想っていても・・・仕方、ないよね・・・」

まだ、不覚にもあの人の事を想い続けている。

「A・・・?!」

バーダックは驚いていた。
それはそうだ・・・私が泣いていたのだから。

「・・・ごめん・・・泣いちゃって・・・あはは」

「・・・A。」

私はバーダック腕の温もりにいつの間にか包まれていた。

彼はすごく不安そうな顔をしていた

「私がまだ弱かった頃・・・バーダックみたいな人が助けてくれた・・・だけれど、制圧中私を庇って彼は・・・死んでしまったの」

「俺みたいな奴が・・・?」

「うん・・・あの時の私はまだ弱くてさ・・・
いざ好きな人が殺されたらっていう考えは全然なかった」

「・・・」

バーダックはただ黙って話を聞いていてくれた。
本当に私が昔話をするなんて・・・しかも恋バナとか今の状況に合わなさすぎ!

「・・・本当は聞くの嫌だった?」

「あぁん?そんな事はねぇ
・・・お前の事知れてよかったしな。」

「そう・・・本当に今日はありがとう」

「別に」

ぷいっと横を向いたバーダックの顔はなぜか
少しだけ赤くなっていた。

「・・・なぁ俺みたいなやつって事はよ・・・
俺みたいなのがタイプなのか・・・?」

「えっ!?」

そりゃバーダックに似てる人だからきっとタイプだとは思うけれど・・・

「な、なんで??・・・バーダックに似てる人だからタイプだと思うよ?」

「・・・そうか。」

バーダックの顔ニヤけすぎてる・・・

「バーダック・・・もう遅いよ?」

時計をふと見ると12時だった。
・・・ちょっと話すぎたかなぁ?

「じゃあ今日はここにいてもいいか・・・?」

思いっきり甘い声で囁かれたのでちょっとビックリしたけれど・・・

「ちゃんと自分の部屋で寝ないとダメだよ?」

「・・・なぁ、いいだろ?」

と手首をつかまれた。
うん、すごく恥ずかしいんだけど・・・

「バーダック顔赤すぎるよ?大丈夫??」

そんな事言う私も顔赤すぎるけど!
人のこと言えないよね・・・

「・・・お前も顔赤すぎ。・・・可愛いな」

「・・・っ!?」

バーダックの顔がドンドンと近づいてくる・・・

「ちょっ・・・まっ・・・」

すると私のスカウターがなり始めた。

「あ・・・はい!」

これは天の助けだと思っていた。
バーダックはしかめっ面になっていたけど・・・

男女、眠る→←女、自身について話す



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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?ドラゴンボール×たくっちのまぃの恋愛短編集を作って貰いますかな?まぃが悟空達の仲間はを設定で。たくっちのまぃが知らないなら検索して調べて下さいね。 (2018年12月25日 6時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - すごく面白いです!次回が気になります! (2017年2月17日 8時) (レス) id: 67141b979f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 更新頑張ってください。 (2016年11月27日 13時) (レス) id: a40a899f76 (このIDを非表示/違反報告)
神道守(プロフ) - 木乃さん» 私も細かすぎました・・・m(_ _)m (2016年10月26日 4時) (レス) id: b4316c14a5 (このIDを非表示/違反報告)
木乃 - 神道守さん» うう…(T^T)神道守さん…ヤサシイ…(。・´^`・。)そしてすいません。以後気を付けます<(_ _)> (2016年10月25日 23時) (携帯から) (レス) id: de2897adc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神道守 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年2月15日 1時

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