やっと会えた ページ2
「・・・なんだか久しぶりに夢を見たな」
デルカダールの王国の宿屋で寝ている時、自分が幼い頃の夢を見た。
自分の使命、そして
この力の事を思い出すかのような夢だった
「今日は、勇者が現れるんだっけかな。
丁度いいや・・・外に出てみよう」
お告げの通りだと、今日は勇者が現れるらしい・・・
私は愛用の剣と首に赤色のスカーフを巻くと
晴れたデルカダール城下町へと足を運んだ
「ん?」
少々、気になる人を見かけた。
サラサラの髪の毛に、手にアザらしきものを持つ人・・・
嘘だろ・・・
こんな早くに見つかるなんて。
「ね、ねぇ!そこの貴方」
私は無我夢中でその人に話しかけた
「?どうかしたんですか?」
「すいません・・・ちょっと聞いてもいいですか?」
ちょっと困惑気味だった。
そりゃ知らない人に話しかけられているんだもん
困るに決まってるわな・・・
「はい。なんですか?」
私は息を整えてこう言った
「貴方は勇者、ですか?」
「・・・そうらしいですね。僕はこれから王様に会いに行くんですが・・・まだここの街知らなくて」
まだ自分の運命を知っていなさそうだった。
いきなり勇者って言われても困るもんね・・・
「なら、私が案内しましょう!」
すると、彼は目をキラキラさせて
「本当ですか!」
「もちろんです!(キリッ」
案内ついでに一緒に王のところに行こうかな。
・・・
ここはデルカダール城下町。
下層という貧しい人たちが住んでいるところから、城下町から階段で登った所には高級な土地が並んでいる。
ここには
グレイグという王国一の強者と、ホメロスという王国一の知恵を持った人がいるらしい。
とまぁ、こんな感じで軽く説明しながら
私と勇者様は城門へと歩いていったのだった
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作者名:神道守 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年8月13日 4時