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イシの村にデルカダール王国兵が大量の武器を持って襲って来たのだ。
私の脳内は様々な疑問が飛び交っていた。
何故デルカダールがイシの村を襲って来るのか。
何故勇者であるイレブンが悪魔の子と呼ばれているのか。
何故白銀の鎧を身につけ、長い金髪の髪を一つに結んだ目付きの悪い男が村の民を皆殺しにしようとしているのか。
そして、何故その目付きの悪い男がホメロスと呼ばれているのか…。
私の知る限り、デルカダール王国兵にホメロスという名の男は彼しかいない。
それに、目付きの悪い男の特徴的な長い金髪の髪は私の知っているホメロスと一致する。
つまり、今私達の村…イシの村を攻撃し、その村の民である私達を皆殺しにしようとしているのは、かつて共にデルカダール王国を守ろうと誓った私の愛した男…ホメロス。
何故彼が…世界を救う勇者を悪魔の子と呼び、罪もないイシの村の民を皆殺しにしようとしているの…？何があったと言うの…ホメロス…。
ホメロスの率いる兵達が私達を捕らえ、村の中心に集めると目付きの悪い男…もといホメロスが私達の前に立った。
ホ「貴様らは悪魔の子イレブンを育てた罪人共だ。世界に仇なす悪魔の子を育てた罪は重い…よって貴様らを皆殺しにする！」
ホメロスがそう告げると「待てホメロス」と言いながらホメロスに黒色の鎧を身に付け私と同じ色の髪と、瞳を持つ大男が近づいてきた。
ホ「何だ貴様、私の策に不満があるのか？」
グ「お前の策に不満がある訳ではない。ただ皆殺しはやり過ぎだ。」
ホ「ｸｿｯ…」
グ「貴様らよく聞け、貴様らの皆殺しは無しだ。しかし世界に仇なす悪魔の子を育てた罪は重い。したがって、貴様らをデルカダール王国の地下牢に捕らえる。グレイグ隊の兵達罪人共の手を拘束し、デルカダール城地下牢まで連行しろ。」
大男が命令を出すとすぐさま私達は手を拘束され、デルカダール城地下牢まで連行された。
デルカダール王国に着くまでの間考えていた事は勿論イレブンの事ばかり…。
私がデルカダール王国に行けばいいと言わなければ、イレブンが悪魔の子として扱われる事も無く、イシの村のみんなも罪人として扱われる事は無かった。
イレブンを育てただけでこの仕打ちだ、イレブンは一体どんな仕打ちを受けていると言うのだ…。
考えれば考える程頭に浮かぶのは悪い事ばかり…。
どうにかイレブンの無事を確認し、イシの村の民が解放される方法が無いか考えているとデルカダール王国に着いてしまった。
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蜜柑 - 紅夜桜様応援と、アドバイスありがとうございます！まだまだ未熟者の私ですがこれからも精一杯頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！ (2018年3月26日 6時) (
レス) id: cb38232fa7 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - とても面白いです！ ここで1人のファンからもっと楽しめるためのアドバイス！ 一文を書いたら2,3行をあけてから次の文章を書くと見やすくなってよりこの小説の魅力が伝わると思いますよっ！ 更新頑張ってくださいね！ (2018年3月26日 0時) (レス) id: 76ed65e459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2018年3月20日 18時
