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ホメロスside
何故Aが居るのだ…!?
そして、何故Aは悪魔の子の幼馴染を庇う…?!
貴「我が名はA。性別は女。年齢は36歳。イレブンとの関係性は親子。職業はデルカダール王国騎士。」
兵「はっ?!デルカダール王国騎士だと?笑わせるn」
ホ「貴様こそ笑わせるな!!コイツは正真正銘デルカダール王国騎士だ!ただ…16年前のユグノア王国が魔物に襲われた日より消息がわならなかったがな…」
俺はAの事を侮辱した一般兵に腹が立ち、自分でも恐ろしいぐらい声を荒らげて怒鳴った。
一般兵は俺の怒鳴り声に驚いたらしく、声にならない叫びをあげていた。
辺りが静まり返り、一帯に重苦しい空気が漂う。
この空気に耐えかねたのか、グレイグが喋り始めた。
グ「生きていたのだな…姉s」
グレイグがAの事を姉さんと呼ぼうとするとAはそれを遮るように言った。
貴「お久しぶりですね。グレイグ将軍…。」
グ「っ…!?あぁ…そうだな…。何故貴様程の人間が悪魔の子に手を貸したのだ…。」
16年振りにお互い大切で…大好きな姉に…弟に会ったというのに…罪人と将軍という立場が邪魔して今は抱きしめる合う事はおろか、お互いの事を「姉さん」「グレイグ」と呼び合う事さえも出来ない…。
今にも泣き出して仕舞いそうな顔をしているグレイグを見て部下達の士気が下がってはいけないと思い、取り敢えず部下達を撤収させる事にした。
ホ「グレイグ隊、ホメロス隊の兵達今日の所はひとまず皆撤収だ。」
兵「はっ!」
グレイグ隊とホメロス隊の兵達は俺の言葉に従ってすぐさま撤収して行く。
俺は最後の兵が地下牢から出ていった事を確認してから口を開いた。
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蜜柑 - 紅夜桜様応援と、アドバイスありがとうございます!まだまだ未熟者の私ですがこれからも精一杯頑張りますので、今後ともよろしくお願いします! (2018年3月26日 6時) (レス) id: cb38232fa7 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - とても面白いです! ここで1人のファンからもっと楽しめるためのアドバイス! 一文を書いたら2,3行をあけてから次の文章を書くと見やすくなってよりこの小説の魅力が伝わると思いますよっ! 更新頑張ってくださいね! (2018年3月26日 0時) (レス) id: 76ed65e459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜜柑 | 作成日時:2018年3月20日 18時