Episode９ ページ10
どうやらオールマイトさんは、先日私に教えてくれた活動限界を通勤で使い果たしてしまったらしい。
｢仕方ない、始めるか。｣
｢えー始める前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…｣
(増える…。)
そこから彼の演説が始まったが、私は何処に何があるのかを把握しておきたくてあまり話を聞いていなかった。
要するに…個性を人を救うために使え、と。
良い事言う…さすがプロヒーロー！
｢ブラボー！！ブラーボー！！｣
｢そんじゃあまずは…｣
その時、中央に嫌な気配を感じた。
｢一かたまりになって動くな！13号！！生徒を守れ｣
｢何だアリャ！？また入試ん時みたいな、もう始まってんぞパターン？｣
｢動くなあれは
______これが、
｢13号に…イレイザーヘッドですか…。
先日
｢やはり先日のはクソ共の仕業だったか｣
｢どこだよ…せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ…オールマイト…平和の象徴…いないなんて…
子どもを殺せば来るのかな？｣
感じるのはかつてのあいつら________うちはイタチ含む暁と同じもの。
『っ！』
目が、疼いた。
同じような気配を感じたからだろうか…？
やっぱり
(まずい、このままだと術が勝手に…！仕方ない、ここはとりあえず力を使って大人しくさせるか。)
前方の柵に腕をかけて下を一瞥して、万華鏡写輪眼を発動すると目に浮かぶ五芒星のような赤い模様。
『
一瞬にして燃え広がる紫色の炎。
灼熱の炎が全てを焼き尽くそうと、うねっていた。
｢んだこれ消えねぇ！！｣
｢助けてくれ！！｣
そんな声に、ハッと意識が戻った。
ヒーローなら、殺してもいいのか？
(そんな訳あるか…！)
慌てて炎を消して、誰一人死ぬことは無かった。
｢…A、助かった。ありがとな。｣
出会った日と同じように黄色のゴーグルをつけた相澤さんが私の肩をぽんと叩いた。
彼はそのまま下に降りて、火傷を負って倒れている敵を捕縛武器で拘束していった。
｢Aちゃん今のすごいね…！｣
『お茶子ちゃん…。ありがとう！さ、早く避難しなきゃ。』
｢させませんよ。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
