Episode４５ ページ47
そんな会話を黙って聞いてた彼が、ついに口を開いた。
｢二人とも…僕のせいで傷を負わせた。本当に済まなかった…。
何も…見えなく…なってしまっていた……！｣
(復讐は何も変わらない…この瞳を私に
｢しっかりしてくれよ、委員長だろ。｣
｢……うん…。｣
その時、翼をはためかすような嫌な音が耳に届いた。
(翼をもった脳無…！)
｢伏せろ！！｣
グラントリノさんも気付いたようだけど、反応しきれなかった緑谷くんが脳無に連れ去られてしまう。
(瞬身の術？いや、飛ぶスピードに着いて行けない…！)
｢わあああ！！｣
視界で何かが蠢いた。
(写輪眼で見てもかなりの重傷…何で動けるんだ！？)
｢偽物が
全ては正しき社会の為に。｣
(プロが動揺を表に出しちゃだめでしょ…ここはまず緑谷くんを助け出すべきだ。)
｢何故一カタマリでつっ立っている！！？
そっちに一人逃げたハズだが！！？｣
｢エンデヴァーさん！！｣
嬉嬉としてヒーロー殺しに向かっていくエンデヴァーさんをすんでのところでグラントリノさんが止める。
｢
��
来い、来てみろ
俺を殺していいのは、
『
あまりの殺気に誰も動けずにいる中、私ははっきりそう言った。
『ヒーローは殺すものじゃなくて、助けるもの。その信念は素敵だと思うけどあなたはやり方を間違えちゃったね。…まぁ、聞こえてないと思うけど。
って、みなさん大丈夫ですか？』
後ろを見ると、辛うじて立っている人と尻餅をついている人ばかりで情けないなと思ってしまう。
(これは…、折れた肋骨が肺に刺さってる…。早めに処置をしないと手遅れになるかも。)
その後、駆けつけた警察とヒーロー達により脳無達は回収された。
一先ず解散し、怪我を負った三人は全員病院行きだと。
私はと言えばあの場に居たからという理由で警察から事情聴取を受けることになった。
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
