Episode４０ ページ42
｢…A、｣
妙に真剣な表情で私の名前を呼ぶ爆豪くんに、冷や汗が垂れる。
(この甘ったるいムードはなに…？)
じわりじわりと距離を詰められて後ずさりするけどその分また近付かれるので全く意味がない。
｢てめぇ…逃げてんじゃねぇ！｣
『えぇ！？この状況で逃げるなとか無理でしょ！』
掌を何度か爆発させて怒りを顕にするけど、ちょっと待って欲しい。
とん、と背中が壁にぶつかってすぐ目の前に彼の顔が迫る。
(待ってどこまで迫ってくるつもり…！？)
『ちょっ、洒落にならな…！』
｢うるせぇ。｣
突っぱねるように伸ばした腕を逆に掴まれて、彼の顔が私の首筋に埋められた。
と、同時にチクリとした痛み。
『あいた…！』
｢はっ…、｣
キツく吸いつかれたそこに指を這わしてゆっくりと撫でられる。
｢今日はこれで勘弁してやる。｣
『どこまでも通常運転だね！？てか今日は…ってまだあるってこと？』
｢帰る。じゃあな、鍵閉めとけよ。｣
立ち上がってそそくさと出ていく彼にもはや声も出なかった。
(学校…顔合わせづらいなぁ…。)
まぁ、そんなことを思っていてもその日は来るわけで。
体育祭での疲れも癒え二日後。
『三奈ちゃん達おはよー。』
｢あっA！今日ね学校来る途中超こえかけられたんだぁ！｣
｢私もジロジロ見られて何か恥ずかしかった！｣
｢俺なんか小学生にいきなりドンマイコールされたぜ。｣
『瀬呂くん、ドンマイ。』
(かく言う私も壮絶だったけど…。)
｢たった一日で一気に注目の的になっちまったよ、やっぱ雄英すげぇな…。｣
チャイムが鳴って相澤さんが教室に入った瞬間静まり返る所はほんとに凄いと思う。
｢おはよう。｣
｢相澤先生包帯取れたのね、良かったわ。｣
｢婆さんの処置が大ゲサなんだよ。んなもんより今日の�爛辧璽蹇湿霾鶻忰瓩舛腓辰汎段未世勝�｣
(小テストでもやるのかな…やだな。)
｢�爛魁璽疋諭璽爿瓮辧璽蹇写召旅涌討澄�｣
｢｢｢胸ふくらむヤツきたああああ！！｣｣｣
…鼓膜破れたかと思った。
｢というのも先日話したプロからのドラフト指名に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み、即戦力として判断される２、３年から…。
つまり今回来た�犹慳将瓩肋�来性に対する�犇縮��瓩剖瓩ぁＢ感箸泙任砲修龍縮�が削がれたら一方的にキャンセルなんてことはよくある。｣
(なるほど…貰えた指名がそのままハードルになる訳だ。)
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
