Episode３７ ページ39
《さァ次行くぜ！！麗日の秘策を正面突破！！
爆豪勝己
対
うちはA!!
おれはうちはを推してるぜぇぇぇ！！ＳＴＡＲＴ！！》
『
先手必勝、爆豪くんを氷で出来た牢に閉じ込めることが出来た。
爆破でどうにか氷の牢を壊そうと掌を氷につけた爆豪くんは、ようやくその異変に気づいたようで。
《爆豪どうした！？爆破出来てねぇぞ！！？》
『良かった…。』
《…、ニトロは8℃以下になると凍結する。そこを狙ってきたんだろう。》
｢うっぜえなぁぁ！！｣
________それがニトロだけの話なら、だけど。
爆豪くんの最大火力であろう爆破で牢は壊されてしまった。
彼の場合は自由に着火出来てしまうから、正直この策はただの脅し。
『だよね、じゃあこれはどうかな？
さすがにグラウンド全体を水浸しにするのは、あとの試合を考えるとチャクラを使いすぎる。
水に触れたニトロは爆破までの反応が鈍くなるので、彼の掌に水が掛かったのを確認して最後の策に出る。
『
続けて台風くらいの威力の風を吐き出して、場外。
『私の、勝ち。』
《あの爆豪を成す術なく場外！！よって決勝は、
轟
対
うちはに決定だあ!!!》
ステージに座り込んで動かない爆豪くんに常闇くんの時と同じく手を差し出すと、逆に引っ張られて抱きしめられる形になった。
『ちょっ、爆豪く…、』
｢次はねぇぞ、分かったか馬鹿A。｣
抱きしめといて罵声かい！と突っ込んでニヒルに笑う爆豪くんのおでこを小突き、立ち上がらせる。
｢…半分野郎に負けんじゃねぇぞ。｣
『もちろん！優勝するのは私だよ。』
肩をぽん、と叩いて客席へと戻る爆豪くんは何処か成長しているように感じられた。
『…ありがとう、爆豪くん。』
｢うふふ、いいわねぇ若いって！｣
『ミッドナイト先生…あなたもそんなに歳いってないでしょう…。』
｢あら嬉しいこと言ってくれるじゃない。でもあんな甘酸っぱい恋愛なんかもうないわよ！｣
『甘酸っぱくもないし、恋愛でもないです！』
それでも変わらずにやにやしているミッドナイト先生にため息がこぼれた。
(恋愛の何が良いんだか…分かんない…。)
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
